今や日本の演劇界に欠かせない俳優、古田新太&池田成志。
いのうえひでのり、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、長塚圭史ら錚々たるクリエイターの舞台の核として活躍しながら、
演じるだけでは飽き足らず、自ら「観たい芝居=やりたい芝居」を創り出してきた。
92年には、三谷幸喜に脚本を依頼して「ヴァンプショウ」(※1)を上演。後に伝説的な公演となった。
04年には、生瀬勝久と“ねずみの三銃士”を結成、宮藤官九郎脚本「鈍獣」(※2)を上演した。
そしてこの春、二人が企てる新たな舞台が誕生する。
渡り合うのは八嶋智人と松重豊。
同じく小劇場出身で、お互いの実力とオモシロさを認めあう、盟友たち。
4人が舞台で顔を揃えるのは初めてで、念願の競演となる。
紅一点には小田茜。
ミステリアスな美貌からツワモノ4人が新しい魅力を引き出す。
脚本家として白羽の矢を立てたのは、関西の劇団「デス電所」主宰・竹内佑。
ブラックでありながら文学性の高い若い才能に、いち早く目をつけた
果たして、どんな物語が繰り広げられるのか?

増殖し進化し続ける、奴らの動きから、目を離すな!!


※1 「ヴァンプショウ」(作:三谷幸喜 演出:板垣恭一・池田成志)スペースゼロ
1992年2月〜3月
出演 池田成志 古田新太 京晋佑 まつおあきら 西村雅彦 一橋荘太郎 藤井かほり
※2「鈍獣」(作:宮藤官九郎 演出:河原雅彦) パルコ劇場ほか
2004年7月〜9月
出演 生瀬勝久 池田成志 古田新太 西田尚美 乙葉 野波麻帆