STORY
ぼくは一人、穴の中・・・。
孤独な一人の兵士が塹壕の中で、ふるさとにいる家族や恋人を想いながら、
一人「戦争」を戦っている・・・・。
戦場の塹壕に取り残され、お互いへの恐怖と疑心暗鬼にさいなまれる兵士。
殺すか、殺されるか、じっと塹壕に身を潜め、互いに相手を「モンスター」だと信じ、
「殺す」ことだけにコミットしている。しかし、その塹壕には自分一人。
「戦争のしおり」が自分の正しさと信義のすべてである。お互いに「戦争のしおり」という大きな力に操られ、
どんどん相手が大きなモンスターになり、疑心暗鬼と見えない敵への妄想が膨らんでいく・・・。
そして、最後に兵士のとった選択は・・・・。