ミュージカル「キャバレー」とは
世界中で繰り返し上演されている傑作中の傑作ミュージカル「キャバレー」。
クリストファー・シャーウッドの小説「ベルリン物語」とジョン・ヴァン・ドゥルーンの戯曲「私はカメラ」を原作に、1966年、巨匠ハロルド・プリンスがミュージカル化(1166回上演、トニー賞6部門獲得)。
72年にはボブ・フォッシーがライザ・ミネリ(サリー)とジョエル・グレイ(MC)を主演に映画化しアカデミー賞を8部門で獲得し、世界的に大ヒットした。
近年の上演で最も注目を集めたのは、93年サム・メンデスがロンドンで演出し、98年からはブロードウェイ進出を果たしたバージョン。この舞台はトニー賞4部門を受賞したが、公演を見たスピルバーグが映画「アメリカン・ビューティ」(アカデミー賞受賞)の監督にサム・メンデスを推薦したのは有名なエピソード。
また映画「シカゴ」で一躍有名になったロブ・マーシャルが共同演出・振付で参加している。現在は、ロンドンでルーファス・ノリス演出版が公演中。
日本での初演は82年。サム・メンデス版ツアーカンパニーも01年に来日するなど、複数回上演されている。 |