キャバレー 人生の全てがここにある。

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PLACE

  • TOKYO 2017年1月11日(水)~22日(日)  EX シアター六本木
  • YOKOHAMA 2017年1月26日(木)~29日(日) KAAT神奈川芸術劇場ホール
  • OSAKA 2017年2月4日(土)~5日(日) フェスティバルホール
  • SENDAI 2017年2月10日(金)~12日(日) 仙台サンプラザホール
  • AICHI 2017年2月18日(土)~19日(日) 刈谷市総合文化センター大ホール
  • FUKUOKA 2017年2月24日(金)~26日(日) 福岡サンパレスホール

INTRODUCTION

むき出しの欲望。切ない恋。大きな夢。ささやかな喜び。行き場のない情熱。忍び寄る不安。人生の全てがここにある。ようこそ、松尾スズキのキャバレーへ!

ヒトラー政権の台頭へと向かう時代を背景に、ベルリンのキャバレー「キット・カット・クラブ」のデカダンなショーと、歌姫サリーをはじめとする人々の恋物語を、絶妙な構成で描く、ミュージカル『キャバレー』。
このミュージカル史上に輝く傑作を松尾スズキ演出で10年ぶりに再演!
新たなキャストを得て、もっとエロティックに、もっと猥雑に、さらに愛おしく、そして哀しく・・・
松尾スズキの『キャバレー』が再び幕を上げる!!

出演は、キャバレー、キット・カット・クラブの歌姫サリーに、ミュージカル初挑戦となる長澤まさみ。キット・カット・クラブのMCには、あのミスター・ミュージカル石丸幹二。そしてサリーの恋のお相手、駆け出しの作家クリフに、舞台でもめざましい活躍を見せる小池徹平
さらに初演キャストでもある個性派・小松和重、大人計画の名バイプレイヤー・村杉蝉之介、映像でも活躍中の平岩紙。そして舞台の名花・秋山菜津子
新キャストと、松尾演出に欠かせない顔ぶれが、共に、待望の舞台をつくりあげる。

さあ、あなたも“バラ色”のひとときを!
ヴィルコメン、ようこそ、松尾スズキの『キャバレー』に!

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ABOUT

世界中で繰り返し上演されている傑作中の傑作ミュージカル「キャバレー」。
クリストファー・イシャウッドの小説「ベルリン物語」と、ジョン・ヴァン・ドゥルーンの戯曲「私はカメラ」を原作に、1966年、巨匠ハロルド・プリンスがミュージカル化。1166回上演のロングランとなり、トニー賞を6部門獲得するなど大ヒットした。
72年にはボブ・フォッシーが、ライザ・ミネリ(サリー)と舞台版でもMCを演じたジョエル・グレイを主演に映画化。
アカデミー賞を8部門で獲得し世界的な人気を得た。
93年にロンドンで開幕し、98年からはブロードウェイ進出を果たしたサム・メンデス版は、トニー賞4部門を受賞。
日本での初演は82年。その後、様々な演出、様々なキャストで上演されている。
松尾スズキ演出は2007年に青山劇場他で上演。松雪泰子、阿部サダヲ、森山未來、星野源らの出演で絶賛を博した。

パルコ・プロデュース ミュージカル「キャバレー」上演DATA

台本
:ジョー・マステロフ
作曲
:ジョン・カンダー
作詞
:フレッド・エブ
演出
:松尾スズキ
出演
:松雪泰子・阿部サダヲ・森山未來・小松和重・村杉蝉之介・
   平岩紙・秋山菜津子 他
企画・製作
:(株)パルコ

【公演日程】

  • ・東京公演
    2007年10月6日(土)~10月21日 (日)/会場:青山劇場
  • ・名古屋公演
    2007年10月26日(金)~28日(日) /会場:愛知厚生年金会館
  • ・大阪公演
    2007年11月2日(金)~4日(日) /会場:大阪厚生年金会館 大ホール

STORY

1929年、ナチス台頭前夜のベルリン。キャバレー「キット・カット・クラブ」では、毎夜毎夜、退廃的なショーと、刹那的な恋の駆け引きが繰り広げられている。

妖しい魅力でお客を惹きつけるMC(司会者)。そしてショーの花形、歌姫サリー・ボウルズ。
ここは、日ごろの憂さを忘れられるバラ色の場所。

大晦日の晩、アメリカから到着したばかりの、駆け出しの作家クリフは、たちまちサリーと恋に落ち、一緒に暮らし始める。彼らが暮らす下宿の女主人シュナイダーは、長年女一人で生きてきたが、心優しいユダヤ人の果物商シュルツと結婚することを決意。しかし迫りくるナチスの脅威に、結婚を断念せざるをえなくなる。希望に溢れていたサリーとクリフにも、ナチズムの足音は高く聞こえ始め、そしてついに、キット・カット・クラブにも・・・・

CAST&STAFF

【上演台本・演出】松尾スズキ
【台本〗ジョー・マステロフ 【作曲】ジョン・カンダー 【作詞】フレッド・エブ 【翻訳】目黒条

CAST

  • 長澤まさみ

    サリー・ボウルズ
    (キット・カット・クラブの歌姫)

  • 石丸幹二

    MC
    (キット・カット・クラブの司会者)

  • 小池徹平

    クリフ
    (駆け出しの作家、アメリカ人)

  • 小松和重

    シュルツ
    (ユダヤ人果実商)

  • 村杉蝉之介

    エルンスト
    (ナチスの政党員)

  • 平岩 紙

    コスト
    (シュナイダーの下宿に住む若い娘)

  • 秋山菜津子

    シュナイダー
    (クリフ達が住む下宿屋の女主人)

片岡正二郎/花井貴佑介/羽田謙治
齋藤桐人 乾直樹 楢木和也 船木 淳 笹岡征矢 岩橋 大
丹羽麻由美 香月彩里 谷須美子 エリザベス・マリー 田口恵那 永石千尋

【ミュージシャン】門司 肇 清水直人 磯部舞子 東京ブラススタイル

STAFF

音楽監督=門司 肇 美術=池田ともゆき 照明=大島祐夫 音響=山本浩一 振付=振付稼業air:man
衣裳=安野ともこ ヘアメイク=大和田一美 歌唱指導=益田トッポ 演出助手=坂本聖子 舞台監督=二瓶剛雄
制作=伊坂直人 プロデューサー=田中希世子/藤井綾子 製作=井上 肇 企画・製作=(株)パルコ
宣伝=吉田プロモーション 宣伝美術=榎本太郎 宣伝写真=岡田貴之 宣伝ヘアメイク=CHIHIRO 宣伝衣裳=安野ともこ

STAFF PROFILE

  • ジョー・マステロフ【作】 JOE MASTEROFF

    フィラデルフィア生まれ。他のミュージカル作品に「シー・ラヴズ・ミー」(オリヴィエ賞受賞)がある。

  • ジョン・カンダー【作曲】&フレッド・エブ【作詞】 JOHN KANDER & FRED EBB

    作曲家ジョン・カンダーは1927年カンサス生まれ、作詞家フレッド・エブは(1932-2004)ニューヨーク生まれ。
    二人で共作したブロードウェイ・ミュージカルの第一作は、ライザ・ミネリのブロードウェイ・デビュー作でもある「赤の脅威フローラ」(65)。以降、このコンビで、出世作であり代表作でもある「キャバレー」(66)、「ハッピー・タイム」(68)、「その男ゾルバ」(68)、「セブンティ・ガールズ・セブンティ」(71)、「シカゴ」(75)、「ジ・アクト」(77)、「ミズ」(81)、「ザ・リンク」(84)、「蜘蛛女のキス」(90/92)、「ワールド・ゴーズ・ラウンド」(91)、「スティール・ピア」(97)などヒット・ミュージカルを連発。他にも「ニューヨーク・ニューヨーク」などのヒット曲、名曲を多数発表している。

  • 松尾スズキ

    松尾スズキ MATSUO SUZUKI 【上演台本・演出】

    1962年生まれ、福岡県出身。1988年「大人計画」旗揚げ、主宰として舞台の作・演出を務める他、俳優、映画監督、小説やコラムの執筆などで活躍中。
    1997年「ファンキー!~宇宙はみえる所までしかない~」で、第41回岸田国士戯曲賞を受賞。2001年「キレイ〜神様と待ち合わせした女」で、ゴールデンアロー賞演劇賞受賞。2004年、初の長編映画監督作「恋の門」がヴェネツィア映画祭に正式出品。2006年、小説「クワイエットルームにようこそ」が芥川賞候補となり、翌年自身の監督脚本により映画化。2010年には小説「老人賭博」で芥川賞に再びノミネート。2008年、映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。近年の作・演出作品に「母を逃がす」(99/10)、「ウェルカム・ニッポン」(12)、「ふくすけ」(98/12)、「生きちゃってどうすんだ」(12/天久聖一共同作・演出) 、「悪霊〜下女の恋〜」(13)。 「キレイ〜神様と待ち合わせした女」(00/05/14)、「不倫探偵」(15/天久聖一共同作・演出)、「ゴーゴーボーイズ、ゴーゴーヘブン」(16)など。 映画の最新監督作は「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」(15)。 また俳優としてもNHK木曜時代劇「ちかえもん」出演など活躍。