[キャンディード]
レナード・バーンスタイン/作曲
佐渡裕/指揮
宮本亜門/演出


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「私たちの時代のオペラ」と意図してつくられた
L.バーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」
それはブロードウェイミュージカルを芸術の高みに引き上げた...
そして時を同じくして創られ
バーンスタインが生涯をかけて創った「キャンディード」
それは新時代の幕開けにふさわしい最高のエンターテインメント!
20世紀の決算、「キャンディード」は
今、まさに日本で完成し、頂点を極める。

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20世紀を代表する指揮者であり、ピアニストで作曲家でもある、レナード・バーンスタインの死の報せに世界中が震撼して10年が過ぎようとしています。その間、様々な全集や企画、人物史などたくさんのバーンスタインに関する文献が出版され、音楽、バレエ、ミュージカルといった多くの愛好家たちに支持されつづけてきました。
「キャンディード」(1956)は「ウエスト・サイド・ストーリー」とほぼ同時期に創作が着手され、完成後の評判は好評でした。しかしバーンスタインが納得し、これをもってようやく完成としたのが、彼の死(1990)の直前の1988年、スコティッシュオペラ版で、1989年、ロンドンのバービカンセンターにてコンサート形式としても上演されました。しかしその翌年にはバーンスタインはこの世を去ってしまいます。改訂に次ぐ、改訂を施し、死の直前までこだわった、まさにバーンスタインの生涯をかけた音楽人生の代名詞であると言っても過言ではない作品といえるでしょう。
そして昨年には、ロンドンのナショナルシアターで上演され、作品は大絶賛、2000年のローレンス・オリヴィエ賞において最優秀作品賞に輝きました。またパングロス及びヴォルテール役のイギリスを代表する実力俳優、サイモン・ラッセル・ヴィールは同作品で主演男優賞を受賞しました。
空白 ヴォルテールの風刺詩に基づいてつくられ、音楽とともに進行する舞台作品「キャンディード」。バーンスタイン自身の独自の創造性が音楽のみならず、ストーリー展開に即した演劇的要素も溢れんばかりにちりばめられており、観客を新しい芸術、新しいエンターテインメントの世界へ導く力をもっています。
世紀の変わり目に到達した今、我々は21世紀に向けて、そして彼の没後10年を迎える時だからこそバーンスタインが生涯をかけて創り、そして最も愛した最高傑作「キャンディード」を新しいエンターテインメントへの道標として皆様にお届けいたします。
そして、日本発の舞台版を創作することは新たなるバーンスタイン像の歴史的1ページをきりひらく記念碑的一大イベントとなるでしょう。
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バーンスタインの最高傑作「キャンディード」に
今、やっと時代が追いつこうとしています。

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キャンディード[その2]   キャンディード[公演概要]