[作]アラン・エイクボーン [翻訳]小田島恒志 [演出]宮田慶子 |
“ボクはロボットの女優に恋をしました!” |
2000年ローレンス・オリヴィェ賞最優秀新作コメディ賞ノミネートの アラン・エイクボーン新作は、なんと「ロボット」ラヴ・コメディ。 ロボットが笑いを理解したり、人間のような意思を持ち始めたとしたら? そして、そんな“彼女”に恋をしてしまったら?! 愛と笑いをテンポ良く満載し、ロボット・ブームの更に先を行く 近未来コメディ「コミック・ポテンシャル」。 豪華キャストを迎え、宮田慶子の演出で本邦初演!! |
[出演] 高嶋政伸(アダム) 七瀬なつみ(ジェシー) 岡田眞澄 松金よね子 小林勝也 他 |
“禁断”の恋は許されない!? アラン・エイクボーンの傑作「ロボット」ラヴ・コメディ。 最強の顔合せで日本初演!! |
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近未来のTVスタジオ。ここではアクトロイド(アンドロイドのアクター)が、人間のプログラムに従って、ソープドラマを演じている。 喜劇作家としてのデビューを夢見てスタジオを訪れたアダムは、あらぬことかアクトロイドの一人ジェシー・トリプルスリー[JCF31333]と恋に落ちてしまう。ジェシーは可笑しくて笑っちゃったり、自ら考えちゃったりする、人間のプログラムを超えた“欠陥”ロボットだったのだ!! 当代イギリスきっての人気作家アラン・エイクボーンの53作目となる本作品は、なんとロボット・ラヴ・コメディ。87年に発表された、やはりロボットもの「これからは」(Henceforward)を一歩すすめ、人間の思惑を超えてしまったロボットが登場し、人間と恋に落ちて周囲をかき回す。コミカルなロマンスであると同時に、人間を人間たらしめるのは何か、といったテーマにも深く切り込む意欲作だ。 出演はアダムにストレートプレイ初挑戦となる高嶋政伸、キュートなアクトロイド=ロボットのジェシーに七瀬なつみ。さらに岡田眞澄、松金よね子、小林勝也ら人気、実力を兼ね備えたキャストが揃う。演出は近年様々な作品で抜群の演出力をみせる宮田慶子。99年、同じエイクボーンの「恋の三重奏」(麻実れい主演)を見事爆笑コメディに仕上げた手腕は記憶に新しいところ。望みうる最高の顔合せでお届けするロボット・ラヴ・コメ「コミック・ポテンシャル」にどうぞご期待ください。 |
●あらすじ 近未来のTVスタジオ。ここではアクトロイド(アンドロイドのアクター)が、人間のプログラムに従って、ソープドラマを演じている。 監督はかつて映画監督として一世を風靡したチャンドラー・テイト(岡田眞澄)。いまや彼も、アクトロイドを使った、低予算の薄っぺらなドラマしか撮影させてもらえない。そんなスタジオにテレビ局の女支局長カーラ・ペッパーブルーム(松金よね子)がお気に入りの若い男アダム(高嶋政伸)を連れてやってきた。アダムはこのテレビ局の親会社の会長レスター・トレインスミス(小林勝也)の甥で、チャンドラーに憧れ、喜劇作家としてのデビューを夢見ていた。撮影を見学するうちにアダムは看護婦役のアクトロイドが“思わす笑ってしまった”ことに気がついた。このアクトロイドはJCF31333(七瀬なつみ)。“彼女”に喜劇のセンスがあると確信したアダムは、ジェシー・トリプルスリーと呼んで、喜劇のパターンを教え込み始める。 アダム脚本、ジェシー主演、チャンドラー監督の新しいドラマの試演会。会長トレインスミスは満足したようだったが、支局長のカーラはおかんむり。アクトロイドをさんざんこき下ろすカーラに“頭にきた”ジェシーは、彼女の顔面にパイをねじ込んでしまう。アダムに教えてもらった古典的ギャグを実践したジェシーは鼻高々、スタジオ中が大爆笑。だがトレインスミスは危険なアクトロイドだと、ジェシーの「溶解」を指示する。 ジェシーに恋心を抱いてしまったアダムは、“彼女”を救うべく共にスタジオを逃げ出す。男とロボットの恋の逃避行がはじまった...。 |
[登場人物] | |
[アダム・トレインスミス(作家)] | 高嶋政伸 |
[JCF31333ジェシー・トリプルスリー(女優アンドロイド)] | 七瀬なつみ |
[レスター・トレインスミス(アダムの伯父)他] | 小林勝也 |
[LM05623男優アンドロイド(医者役)他] | 土師孝也 |
[CW77502女優アンドロイド(母親役)他] | 杉浦悦子 |
[LJM54823男優アンドロイド(息子役)他] | 森宮 隆 |
[プリム・スプリング(プログラマー)] | 河野しずか |
[トゥルーディ・フルート(エンジニア)] | ひがし由貴 |
[ブティックの若い女性] | 神崎由布子 |
[カーラ・ペッパーブルーム(支局長)] | 松金よね子 |
[チャンドラー・テイト(映画監督)] | 岡田眞澄 |
[CAST] 高嶋政伸、七瀬なつみ、岡田眞澄、松金よね子,小林勝也 土師孝也、杉浦悦子、森宮 隆、河野しずか、ひがし由貴、神崎由布子 |
[STAFF] [美術] 石井強司 [照明]沢田祐二 [衣裳]前田文子 [音響]高橋 巖 [音楽]沢田 完 [振付]神崎由布子 [ヘアメイク]河村陽子 [演出助手]高野 玲 [舞台監督]三上 司 [制作]寺川知男(松竹パフォーマンス)・佐藤 玄(パルコ) [企画・製作](株)パルコ ・ (株)松竹パフォーマンス |
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