劇団☆新感線+パルコプロデュース
SHINKANSEN☆PARCOMICS

犬夜叉

[原作]高橋留美子[小学館・少年サンデーコミックス]

[脚本]戸田山雅司

[演出]いのうえひでのり

[出演]
佐藤アツヒロ・遠山景織子・馬渕英里何
西牟田恵・吉田 朝
右近健一・村木よし子・河野まさと・インディ高橋・礒野慎吾
川原正嗣・前田 悟・村木 仁
京 晋佑

「星の忍者」「西遊記」「SUSANOH 魔性の剣」等
これまで傑作を生み出してきた「いのうえ歌舞伎」シリーズに続く新機軸。
「うる星やつら」「めぞん一刻」の漫画家・高橋留美子の人気コミックを
元“光GENJI”の佐藤アツヒロ、映画「高校教師」で鮮烈デビューを飾った遠山景織子、
TVなどでお馴染みの馬渕英里何をはじめ、京晋佑、西牟田恵、
吉田朝に加え、右近健一等劇団☆新感線のメンバーを迎え
豪華キャストにて、初の舞台化!

 

[あらすじ]
は戦国時代、東国は武蔵の国のある村。
 け犬と人間の娘の間に生まれ妖怪と人間の血を半分ずつ引く‘半妖‘の犬夜叉(佐藤アツヒロ)は村の秘宝‘四魂の玉’を奪おうと村を襲う。しかし‘四魂の玉’を代々守って来た巫女の桔梗(遠山景織子)の放った矢によって胸を貫かれた犬夜叉は、村近くの森の神木に封印されてしまう。そして一方の桔梗も、犬夜叉に負わされた傷によって息絶える。桔梗の高い霊力で封じられていた‘四魂の玉’は彼女の死と同時に空中高く舞い上がり、砕け散る。
 して五十年の歳月が流れたある日、犬夜叉が封印された神木の前に、ひとりの現代人の少女・日暮かごめ(馬渕英里何)が現れる。かごめは生まれた時からお守り代わりにペンダントにしていた水晶の玉のかけらが放つ光に吸い込まれて戦国時代にタイムスリップしてしまったらしい。路頭に迷い野盗の群れに襲われたかごめは、法師の弥勒に救われるが、野盗との争いの中で犬夜叉を封印していた桔梗の矢を抜いてしまう。五十年の眠りから覚めた犬夜叉がかごめを桔梗と思い込み襲いかかろうとしたその時、かごめのペンダントの玉がまばゆい光を放ち、同時に弥勒の数珠の玉と犬夜叉の懐の玉も光り出す。
三人がそれぞれ持っていたのは、砕け散った‘四魂の玉’のかけらだったのだ。そこに現れた雷獣妖怪の兄弟・飛天と満天が、‘四魂の玉’のかけらを奪おうと3人に襲いかかる。はからずも協力しあい、なんとか飛天と満天を倒した3人は、逃げるように森を後にする。
 夜叉は、死んだ父親に仕えていたノミじじいの冥加から、砕け散った‘四魂の玉’を集め、その霊力を我が物にしようと全国の妖怪たちが争いを繰り広げていることを知らされる。犬夜叉は完全な妖怪になるというかねてからの願いを果たすため、そしてかごめは自分がどうしてこの時代にやって来てしまったのかを知るため、弥勒は自らの一族に呪いをかけた奈落という妖怪を倒すため、かくして3人は、冥加とその弟子の化けキツネの七宝とともに‘四魂の玉’のかけらを集めるための旅にでることになる。
 がて5人の行く手に、正体不明の謎の妖怪・奈落と、そして五十年前に死んだはずの巫女・桔梗が姿を現すのだった...
●公演概要

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[犬夜叉INUYASHA〜登場人物]
犬夜叉(佐藤アツヒロ) 大妖怪の化け犬と人間の娘の間に生まれた半妖。巫女の桔梗と恋に落ちるが、妖怪・奈落の謀略により、桔梗の矢によって御神木に50年封印されていた。四魂の玉を手に入れて本当の妖怪になろうとしている。乱暴でわがままで圧倒的に心は狭いが嗅覚は鋭い。
桔梗(遠山景織子) 人並みはずれた神通力を持つ巫女。妖怪に付け込まれないため、誰にも弱みを見せず迷わない生き方をしているうち“人間であって人間でない”同じ境遇の犬夜叉に魅かれていく。しかしその心のスキを奈落に付け込まれ、策謀により、犬夜叉と殺し会う羽目になる。
かごめ(馬渕英里何) 現代の少女。生まれた時から持っていた四魂の玉のかけらの光によって戦国時代にタイムスリップして、偶然、犬夜叉の封印を解いてしまう。実は桔梗の生まれ変わりで、普通の人間にはない強い神通力を持つ。現代っ子ぽくわがままだが、負けず嫌いで根性は太い。
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[犬夜叉の仲間たち]
弥勒(京 晋佑) 祖父が奈落にかけられた呪いのせいで、右手にあらゆる物を吸い込む風穴を持つ。やがて自らの体を飲み込むという風穴の呪いを解くために、四魂の玉を求めて旅を続ける。一見、温厚で徳の高そうな法師に見えるが、根はスケベで不良。
冥加(吉田 朝) 墓守として犬夜叉の父の墓を守っていたノミじじい。妖怪に関する豊富な知識と情報を持っていて犬夜叉に的確なアドバイスを与える役割だが、ピンチの時には安全なところに逃げたり、優勢な方に簡単に寝返ったりする卑怯者。
七宝(礒野慎吾) 化けギツネの子。鬼女・裏陶に父キツネを殺され、冥加に育てられた。父親の仇を討つために犬夜叉とともに旅をすることになる。一応、変化の術を使うが、あまり役に立たない。
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[妖怪たち]
奈落(西牟田恵) 洞穴の中で死亡した極悪人の野盗・鬼蜘蛛の邪念により引き寄せられた妖怪から生まれた。四魂の玉を奪うために、桔梗の心のスキに付け込み、犬夜叉と二人を罠にはめた。50年の時を経て、鬼女・裏陶たちを操りふたたび四魂の玉を奪おうと、犬夜叉やかごめの前に姿を現す。四魂の玉に秘められた真相を知っているらしいが...。
鬼女・裏陶(右近健一) 鬼の術を操る鬼婆。奈落の命令に従い、死者を蘇らす力や幻術を駆使して犬夜叉たちを罠にはめる。性格は冷徹無比、卑怯この上なしだが、どこか抜けている。
逆髪の結羅(村木よし子) 鬼女・裏陶の手下。鬼一族の娘。髪の毛を刃物のように自在に操り、犬夜叉たちに襲いかかる。
雷獣・飛天(河野まさと) 鬼女・裏陶の手下。雷獣の兄弟の兄。性格は残虐非道。「雷獣刃」という技を操る。逆髪の結羅、弟の満天とトリオを組んで活動。
雷獣・満天(村木仁) 鬼女・裏陶の手下。雷獣の兄弟の弟。性格は直情的で単純、凶暴。怪力の持ち主。逆髪の結羅、兄の飛天とトリオを組んで活動。
蜘蛛頭(川原正嗣) 化け蜘蛛。最猛勝などの虫を操る術を使う。四魂の玉のかけらを狙って犬夜叉たちを襲ってくる。
九十九の蝦蟇(前田 悟) 齢300年の化け蛙。娘の魂を吸う術を使う。四魂の玉のかけらを狙って犬夜叉たちを襲ってくる。

●公演概要 ●追加公演概要