新作ミュージカルの誕生へ向けて | |
現実と幻想の世界を往来する「くるみ割り人形」は舞台空間の創造に限りない可能性を求めることのできる作品です。当作品が導く世界は光と闇が混在し、そこに人間のあらゆる感情が表出していきます。物語を脚本と音楽の緻密なコラボレーションから立体化し、そこにマジカルでファンタスティックな視覚効果を加え、観る人の感性を強く、そして、心地よく揺さぶる作品に仕上げる為に音楽は非常に重要なポイントでした。マイケル・ジョン・ラキューザ(Michael John LaCHIUSA…ブロードウェイクレジットを持つ音楽家で、これまでに3作発表していますが、いずれもニューヨークタイムズでも一面に大きく取り上げられ、また、トニー賞には3作品ともノミネートされる、という今最も期待される若手音楽家です)との出会いは本作品にとって幸運とも言える出会いでした。 |
そして国内でも異色の出会い | |
日本演劇界の第一線を走り続ける演出家・宮本亜門(宮本亜門…彼ほど創意に満ちた作品を世に送り続けている演出家はいません。ダンサー、振付の経験を経た後、エセルマーマンへのオマージュ作品「I GOT MERMAN」で一躍脚光を浴び、直後、日本の演劇界屈指のミュージカル演出の地位を確立。さらに、オペラ、ストレートプレイ、映画、と彼の才能はあらゆるジャンルに発揮されています)と、自らも創作活動に情熱を注ぐサンリオの社長・辻信太郎。(辻信太郎…会社経営の傍ら作家・詩人・プロデューサーとして数々の自作を著作、映画化。積極的にエンターテインメント製作を手がけています)新作ミュージカルの企画はこの二人の異色の出会いから始まりました。サンリオピューロランドのレビューショー「ONE」を宮本が演出したことがきっかけとなり意気投合し、それぞれに独創的な活躍をみせる二人によるミュージカル創作へと発展していったのです。 |
あらすじ | |
本作品は辻信太郎の原作を得て、今世界初演のミュージカル化に挑もうとしています。 「くるみ割り人形」といえばE・A・Tホフマン原作と、チャイコフスキー構成・作曲のバレエ組曲で親しまれている名作です。ここから創意を得、原作を尊びながら、高いドラマ性とエンターテイメント性を加え、感動的でファンタジックな作品として描いたのが今から22年前に執筆し映画化した辻版・「くるみ割り人形」です。 深い物語性と、マジカルでファンタジーに満ちた世界を描いたこの作品は、今を生きる現代人の心にストレートにメッセージを投げかけてくる生命力に溢れています。世界中で知られるビッグタイトルにもかかわらず、バレエ以外で上演されることの無かった要因はこのドラマ性にあるのかもしれません。 宮本亜門は辻信太郎の原作を、現代に生きるクララとフリッツが「くるみ割り人形」の世界に入り込んだらどんな体験を繰り広げられるだろう、という視点から据え直し、人間のダークサイドに視点をあて、全く新しい「くるみ割り人形」の物語を創り上げました。 舞台は、ニューヨークのダウンタウン。悪ガキと評判のクララとフリッツ姉弟が玩具屋の店員である叔父のドロッセルマイヤーに導かれ、真の刺激とはなにかを求め、「くるみ割り人形」の世界に迷い込んで行くところから物語ははじまります。 貧富が共存する現実から一転して彼らが入り込むのは美しくも不思議な世界。その国の住人は、享楽を与えることで国民の心を捉えようとする王様。王国の一人娘でわがまましほうだいだが、心の底で愛に飢えているマリー姫。英雄とたたえられているが、自分を頼りないダメ人間と思いこんでいる青年フランツなどなど。 クララとフリッツはそんな王国の人々と出会い、恐怖、喪失感、暖かい思いやりと優しさ、表面からは伺いしれない人間の本性を目の当たりにしていきます。 |
スタッフプロフィール
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■ 演出:宮本亜門 |
Directed by Amon Miyamoto
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■ 作詞・作曲:マイケル・ジョン・ラキューザ | ||||||||||||
Music&Lyrics by Michael John LaChiusa
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「ハロー・アゲイン」「マリー・クリスティーヌ」「ザ・ワイルド・パーティー」の3作品でトニー賞最優秀作曲賞、最優秀脚本賞にノミネート。同時にオリジナルキャストアルバムは、グラミー賞にもノミネートされた。今、ブロードウェイで最も期待される旬の音楽家。 作曲家、作詞家、劇作家、the Dramatisuts Guildとthe MTW Collectiveのメンバー。 1999年から2000年にブロードウェイで上演された最新作2作、「The Wild Party」、「Marie Christine」はトニー賞最優秀作曲賞、最優秀脚本賞にノミネート。 |
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■ 原作:辻信太郎 |
Based on Book by Sintaro Tsuji
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会社経営の傍ら作家・詩人・プロデューサーとして数々の自作を著作、映画化。積極的にエンターテインメント製作を手がけています。1974年にはハリウッドに映画の製作会社を設立。1976年に製作した「愛のファミリー」はアカデミー賞を受賞、1979年製作の「星のオルフェウス」では音楽にミック・ジャガー、ポインター・シスターズを起用。日本国内では「キタキツネ物語」のビックヒットなど、常に、話題性と質の高い作品を送り出しています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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主演・キャストプロフィール
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■ 中山エミリ |
Emiri Nakayama
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■ コタニキンヤ |
Kinya Kotani
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