舞台は「エリートが書いたもんをヤクザが売る」とからかわれる、とある町の新聞販売所。
慎太郎の留守中に、彼の愛人を名乗る得体の知れない女・明里が突然現れる。もともと慎太郎の女癖の悪さは病的とも言えたため、妻と子供たちはその話を信じ込んでしまう。が、家族は一丸となって明里の存在を無かったことにしようとする。嫉妬でおかしくなったように家に上がりこもうとする明里を、妻と息子と娘は協力して阻止。
明里は道に放り出されるが、住み込みバイト・えいみの手引きによって、なぜか敷地内のプレハブ小屋に密かにかくまわれることに。
こうして、誰にも予想できない復讐劇の幕は上がった・・・。


■登場人物
明里(あかり)・・・永作博美
ある日突然、慎太郎の愛人を名乗って新聞販売所に現れた、謎の女。

曽根慎太郎(そね しんたろう)・・・梶原 善
新聞販売所の主。彼の恐喝のような勧誘や、集金によって店はなんとか経営が続いている。生来の女好き。

曽根美十理(そね みどり)・・・広岡由里子
慎太郎の後妻。あらゆることを一万回許してきた女。再婚は4度目。

曽根功一(そね こういち)・・・近藤公園
慎太郎の息子。学生時代は猛勉強したが、どうにもならない知能の低さで、結局家業を継いだ。

曽根紗登子(そね さとこ)・・・前田亜季
美十理の連れ子。ダンサー志望の短大生。

山里えいみ(やまさと えいみ)・・・吉本菜穂子
新聞販売所の住み込みバイト。