PARCO PRODUCE 紫式部ダイアリー

【作・演出】三谷幸喜 【出演)長澤まさみ 斉藤由貴

二人の女優が火花を散らす!三谷幸喜最新作

THE AUTHORESSES

作家三谷幸喜が「作家」についての舞台に挑む!登場人物は全て「オンナ」。紫式部と清少納言の才媛を巡るオンナの戦い。

「コンフィダント・絆」(2007)、「国民の映画」(2011、2014)「ホロヴィッツとの対話」(2013)と海外の芸術家たちを題材とした「芸術家三部作」。その三谷幸喜がPARCO劇場での新作に選んだのは「作家」。しかも平安時代の女流作家 紫式部と清少納言です。タイトルは『紫式部ダイアリー』。「源氏物語」で一躍注目を集め、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの若手作家 紫式部。「枕草子」が大ベストセラーとなり、エッセイストとして確固たる地位を築いた清少納言。そんな二人が作家としての、そして女としての、人生を賭けたプライドがぶつかりあいます。舞台という「リング」の上で三谷幸喜が書き出す「言葉」の戦い、「書くこと」にプライドをかけた二人の女流作家の火花が散ります。書くこと。それは自分との戦いか、それともライバルとの戦いか。作家 三谷幸喜が「作家」についての舞台を書き下ろします。そして、初めてオンナ同士のバトルを描きます。

長澤まさみ VS 斉藤由貴 三谷幸喜が選んだ最強の二人の女優

今回の上演にあたり、三谷幸喜が選んだ女優はこの二人。若手作家 紫式部を演じるのは、「わが家の歴史」(10年)以来の三谷作品出演となる、長澤まさみ。本作が三谷幸喜の舞台作品へは初出演となります。初舞台『クレイジーハニー』(2011年/PARCO劇場)から3年振りにPARCO劇場への出演となります。そして大ベテラン作家 清少納言を演じるのは、三谷の舞台作品には『君となら』(95年、97年)以来となる斉藤由貴。東宝「シンデレラ」オーディションでデビューし、同じ事務所の先輩後輩でもある二人がどのような「バトル」を繰り広げるのか・・・。どうぞご期待下さい!

長澤まさみ・斉藤由貴・三谷幸喜のコメント

  • 念願だった三谷さんとの舞台作品。
    とても楽しみにしています。
    紫式部と清少納言ということで、なんだか一筋縄では物語が進んで行かない様なところが少し怖くもあり楽しみなところでもあります。

    斉藤由貴さんは事務所の先輩ですが、共演は今回が初めて。稽古を通して2人の関係性を丁寧に作って行けたらと思います。

    三谷さんの作品ですから、
    その世界感や会話の中から物語の人々がイキイキと輝けるよう努めていきたいです。

  • 去年の暮れ、三谷さんと歌番組で再会致しました。ザ・芸能界の場違いな気配で変にソワソワしてて、でも「三谷さんとの再会」がすごく嬉しい、ってコトだけは私はハッキリ自覚してました。AKBと一緒に炸裂する三谷さんを見ながら、「特異性」という言葉が浮かびました。長澤まさみちゃんは、一応同じ事務所の後輩です。でも、こと役者稼業で言えば、先輩後輩は1gも意味がないってことを、彼女と一緒に経験する瞬間を味わいたいと考えています。心配なのは、彼女の綺麗な長い足に見とれて台詞をとちったらどうしよう、ということです(本気です)。今回、二人芝居ということなので、台詞は出来ればまさみちゃん70%、サイトー30%くらいだと助かるなーと思っています。それでオイシイとこを貰えたらとても嬉しいです(本気です)。

  • 長澤さんの舞台を観て、この人には舞台女優として秘めた才能があると感じました。それを引き出してみたいと思いました。どうせならハードルは高い方がいい。難易度の高い二人芝居。それも女二人。相手役はめちゃくちゃ芝居の上手いベテラン女優。となると斎藤由貴さんしか思い浮かびませんでした。

    内容は、紫式部と清少納言の壮絶なバトル。それにしても、これだけのハードルを、果たして長澤まさみは、飛び越えることが出来るのか?たぶん出来ます。お楽しみに。ちなみに、実は男が出てこない作品を書いたことがない僕にとっても、これはかなりのハードルなんですよ。頑張ります。

STORY

とある女流新人文学賞の選考会。審査員は二人。「源氏物語」で、一躍注目を集め、若手女流作家として飛ぶ鳥を落とす勢いの紫式部(長澤まさみ)。そして「枕草子」が大ベストセラーとなり、エッセイストとして確固たる地位を築いた清少納言(斉藤由貴)。現在は、数々の文学賞の審査員を務め、文壇での発言力も強い。賞の対象となっているのは、和泉式部の「和泉式部日記」。紫式部は、この新しい形の作品を激賛し、清少納言は、薄っぺらいエセ文学と切り捨てる。早速、議論は白熱。清少納言にとって「和泉式部日記」を認めることは、紫式部本人を認めることになり、また紫式部にとっても、それは同様。共に絶対に負けられない戦いであった。かくして選考会は、「和泉式部日記」を巡る文学論から、いつしか、紫式部と清少納言の、作家としての、そして女としての、人生を賭けたプライドのぶつかり合いが始まろうとしていた・・・。

CAST&STAFF

作・演出/三谷幸喜 出演/長澤まさみ 斉藤由貴 美術/堀尾幸男 衣装/ワダエミ 照明/服部基 音響/井上正弘 演出助手/大江祥彦 舞台監督/藤崎遊 制作/藤井綾子 プロデューサー/毛利美咲 製作/山﨑浩一 企画製作/㈱パルコ

COPYRIGHT(C) PARCO.CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.