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市村正親/ヴァスラフ・ニジンスキー
1949年生まれ。
高校卒業後、舞台芸術学院に第19期生として入所。卒業後、俳優、故西村晃の付人などをを経て1972年劇団四季の「ジーザスクライストスーパースター」の公開オーディションを受け、ヘロデ王役に合格、デビューを飾った。「かもめ」(1980)、「エレファントマン」(1980年 ゴールデンアロー賞演劇賞受賞)、「ユリディス」(1984 芸術選奨新人賞受賞)「オペラ座の怪人」(1988)などに出演。1990年「エクウス」を最後に劇団四季を退団。その後1992年東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」にエンジニア役で出演。この公演で92年度芸術祭賞、第18回菊田一夫演劇賞菊田一夫演劇大賞を受賞する。その後も「キャバレー」、「シー・ラヴズ・ミー」「蜘蛛女のキス」等のミュージカル、「ミザリー」、「リチャード三世」等のストレートプレイと幅広く活躍。1998年「ラ・カージュ・オ・フォール」「スクルージ」で第19回松尾芸能賞演劇優秀賞受賞。
段田安則/ヴィンスヴァンガー医師
1957年生まれ。
青年座研究所第5期卒業後、劇団夢の遊眠社入団、1992年の解散まで同劇団の公演に主役出演。夢の遊眠社解散後は舞台はもとよりテレビドラマでも活躍、CX「並木家の人々」、TBS「Sweet Home」、「長男の嫁」NHK朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」等などに出演、根強い人気を持っている。
岡田眞澄/ディアギレフ
1935年 フランス・ニース生まれ。
1952年「日劇ミュージックホール」で初舞台を踏み、1953年「東宝ニューフェイス」、1954年日活撮影所入社、同年映画「初恋カナリヤ娘」でデビュー、1956年「太陽の季節」、「狂った果実」、1957年「幕末太陽傅」等の一世を風靡した映画80本以上に出演し、1960年フリーとなる。以来、常に第一線で舞台、映画、テレビ等で活躍。最近の舞台はミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」、「リア王」、「エリザベス」、「リチャード三世」、「ハムレット」等。
久世星佳/ロモラ・ニジンスキー(ニジンスキー夫人)
1983年宝塚歌劇団月組で初舞台。その後「グランドホテル」、「風と共に去りぬ」などに出演。
1996年「CAN−CAN」よりトップスター。つかこうへい作「蒲田行進曲」による「銀ちゃんの恋」で新境地を開く。1997年8月公演「夏の庭」(鶴橋康夫演出)で、アルコール中毒の主婦役に挑戦した。その他、1998年「ロマンチックコメディ」、「ポップコーン」、1999年「リチャード三世」、「橋からの眺め」などに出演。
首藤康之(東京バレエ団 プリンシパルダンサー)/ダンサー(若きニジンスキー)
1971年生まれ。9歳からバレエを始め、15歳の時、東京バレエ団へ入団。1990年には「眠れる森の美女」の王子役で主役デビュー。1993年モ−リス・ベジャール演出・振付の「M」のベジャール氏の指名により主役聖セバスチャン役を演じ、その日本人離れした柔軟で表現力に富んだ踊りで一躍人気を集める。同年、パリ・オペラ座やミラノ・スカラ座など、ヨーロッパの名門オペラハウスで踊り、センセーショナルな成功をおさめた。
 1994年に世界初演された東京バレエ団のオリジナル作品「パーフェクト・コンセプション」では、鬼才の現代振付家イリ・キリアンに見出され、直接振り付けを受ける機会に恵まれる。この公演ではキリアン「パーフェクト・コンセプション」、ベジャールの最高傑作「ボレロ」を踊り、ベジャール、キリアンという20世紀の代表的な振付家との共同作業を通じてその芸域をさらに拡げることに成功。
 1995年3月から4月にはベジャールバレエ団のヨーロッパ公演に客演し「リア王―プロスペロー」他に出演し、各地で好評を博した。
 1996年には東京バレエ団初演の「ぺトルーシュカ」ではタイトルロールをを好演し続く、春・秋二度に渡るヨーロッパ公演でも「ぺトルーシュカ」、「春の祭典」、「ボレロ」などを踊り、『熟練した色っぽいダンサー』『希有なアクターダンサー』と絶賛された。
 古典、モダンの両面で独特な個性を発揮する、いまや日本のバレエファンが最も注目する男性舞踊手の一人に数えられている。ヨーロッパの舞踊ジャーナリストの間でも首藤康之の評価はますます高くなっており、日本を代表する舞踊家の一人として紹介されており、バレエ界は勿論、異分野のクリエイター達からも熱い視線を浴びている。

S T A F F
[作]ウィリアム・ルース [演出]ジョン・ティリンジャー
[振付]ゲイリー・クリスト
[翻訳]松岡和子
[音楽]笠松泰洋 [美術]島川とおる 
[照明]原田保 [音響]高橋巌 [衣裳]八重田喜美子

[主催・製作]TBS・(株)パルコ
[企画]株式会社パルコ


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