

ロンドンの都塵を離れたある森の一軒家に、ブラムソン夫人(前田美波里)は姪のオリヴィア(秋元才加)と暮らしていた。邸宅にはコックのテレンス(明星真由美)、メイドのドーラ(白勢未生)が働き、オリヴィアを慕うヒューバート(岡部たかし)、看護婦のリビー(弘中麻紀)も出入りしている。
10月のある朝、ベルサイズ警部(久ヶ沢徹)が邸宅を訪れ、近くに住むある婦人が行方不明になり、もしかすると殺されているかもしれないと告げる。
そこにドーラがウェイターのダン(入江甚儀)を連れてくる。
ダンの巧みな弁舌に丸め込まれたブラムソン婦人は、彼を自分の元で働かせることにしたのだったが…。

ダン(入江甚儀) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「トールボーイズ」のウェイター。通称ベビー・フェイス
オリヴィア・グレイン(秋元才加) ・・・・・・ ブラムソン夫人の姪。物静かな女性。
テレンス夫人(明星真由美) ・・・・・・・・・・・・ 中年の料理女。恐れを知らないロンドンっ子。
ベルサイズ警部(久ヶ沢徹) ・・・・・・・・・・・・ 犯罪捜査課の警部。まったく目立ったところのない男。
ヒューバート・ローリー(岡部たかし) ・・ オリヴィアの崇拝者。口髭のはやした血色のいい男。
リビー看護婦(弘中麻紀) ・・・・・・・・・・・・・・ ブラムソン夫人の看護師。親切で実務的な女性。
ドーラ・パーコー(白勢未生) ・・・・・・・・・・ メイド。きれいで愚かで身持ちの悪い田舎娘。
ブラムソン夫人(前田美波里) ・・・・・・・・・・ 邸宅の主。気難しく何事にも不満な女性。