[美術]松井るみ [照明]小笠原 純 [衣裳]黒須はな子 [音響]高橋 巖
[ヘアメイク]鎌田直樹 [演出助手]坂本聖子 [舞台監督]藤崎 遊
[宣伝美術]有山達也 [宣伝写真]久家靖秀
[プロデューサー]佐藤 玄 [制作]今 絵里子 [製作]井上 肇
[後援]TOKYO FM
[企画・製作]株式会社パルコ
1947年11月30日生まれ
アメリカ合衆国イリノイ州出身の劇作家・脚本家・演出家・映画監督である。現代アメリカ演劇界を代表する劇作家の1人。
シカゴにてユダヤ系の家庭に生まれる。バーモント州のゴダード・カレッジで学ぶ。在学中から劇団を旗揚げし巡業をしており、その後シカゴのグッドマン劇場の芸術監督も務める。『アメリカン・バッファロー American Buffalo』がシカゴ初演後にオフ・ブロードウェイで上演、オービー賞を受賞してブロードウェイ進出、1977年の演劇評論家賞を受賞するなど彼の名を一躍有名にした。
そして1983年に『グレンギャリー・グレンロス』をロンドンで初演、ウエスト・エンド演劇協会賞を受賞後、シカゴで上演されピューリッツア賞を受賞。
また、映画界では1981年『郵便配達は二度ベルを鳴らす』で映画脚本デビュー。1987年『スリル・オブ・ゲーム』で監督デビューを果たした。映画脚本家として、『評決』(1982)、『ワグ・ザ・ドッグ/ウワサの真相』(1997)でアカデミー賞に2度ノミネートされている。
近年では、ウォルト・ディズニーピクチャーズによって再び映画化される『アンネの日記』の監督・脚本を手がけるほか、キリスト教の7つの大罪を題材にしたドラマ「7 Deadly Sins (米・FOX)の総指揮を手がけている。
〈おもな演劇戯曲作品〉
『カモの変奏曲』(1972)、『アメリカン・バッファロー』(1976)、『エドモンド』(1982)、『グレンギャリー・グレンロス』(1984)、『オレアナ』(1992)
〈おもな映画脚本作品〉
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(1982)、『アンタッチャブル』(1987)、『俺たちは天使じゃない』(1989)、『ザ・ワイルド』(1997)、『ハンニバル』(2001)
〈おもな映画脚本・監督作品〉
『スリル・オブ・ゲーム』(1987)、『スパニッシュ・プリズナー』(1997)、『ザ・プロフェッショナル』(2001)、『特捜刑事スパルタン』(2004)
1962年3月17日生、東京都出身。
早稲田大学文学部教授。早稲田大学博士課程、ロンドン大学修士(MA)課程修了。日本英文学会、日本ロレンス協会、日本演劇学会会員。現代イギリス小説と現代英米演劇を専門とし、D.H.ロレンスの小説と戯曲、戯曲翻訳の実際などを研究。また翻訳や戯曲翻訳を多く手掛けている。著書に『ミスター・ビーン』(英潮社)、共著書に『ロレンス文学鑑賞事典』(彩流社)、訳書に『欲望という名の電車』(慧文社)、『コペンハーゲン』(劇書房)、共訳書に『三人姉妹』、『ビューティフル・ボーイ』、『そして、愛する彼女のために』、『Mr.ビーンのらくがき帳』、『ビーン』(以上、河出書房新社)、『シェイクスピアについて僕らが知りえたすべてのこと』、『ファイアベリー』、『もう一日』(以上、日本放送出版協会)、『ニンジャ×ピラニア×ガリレオ』(ポプラ社)、『レイ・クーニー笑劇集』(劇書房)などがある。95年度湯浅芳子賞〈翻訳・脚色部門〉受賞。
〈近年のおもな翻訳戯曲〉
『うら騒ぎ/ノイゼズ・オフ』(05/演出:白井晃)、『短篇集 Collected Stories』(05/演出も)、『ヒーロー』(05/演出:加藤健一)、『詩人の恋』(06/演出:久世龍之介)、『CLEANSKINS~きれいな肌』(07/演出:栗山民也)、『ブラックバード』(09/演出:栗山民也)、『ピグマリオン』(13/演出:宮田慶子)、『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー~パパと呼ばないで~』(14/演出:山田和也:パルコ劇場)、『THE BIG FELLAHビッグ・フェラー』(14/演出:森新太郎)、『海をゆく者‐The SEAFARER』 (14/演出:栗山民也:パルコ劇場)など。
1953年1月15日生、東京都出身。
早稲田大学文学部演劇学科を卒業後、「芸能座」で小沢昭一氏に師事。その後、木村光一氏の演出助手として数多くの舞台作りに参加、フリーの演出家となる。初演出作品は『ゴドーを待ちながら』(80/紀伊國屋ホール)。昭和63年度文化庁在外研修生としてロンドンに滞在、帰国後は小劇場から大劇場まで、ストレートプレイをはじめミュージカルやオペラまで幅広いジャンルで活躍。00年7月~07年7月、新国立劇場演劇部門の芸術監督を務めた。96年に『GHETTO/ゲットー』の演出で芸術選奨文部大臣新人賞、第30回紀伊國屋演劇賞、第3回読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞。99年には『エヴァ、帰りのない旅』の演出で毎日芸術賞第1回千田是也賞、第6回読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞。01年に第1回朝日舞台芸術賞を、05年には『喪服の似合うエレクトラ』で第4回朝日舞台芸術賞グランプリを受賞。さらに、12年『ピアフ』で芸術選奨文部科学大臣賞、14年には『木の上の軍隊』、『マイ・ロマンティック・ヒストリー~カレの事情とカノジョの都合~』、『それからのブンとフン』の演出に対して、第39回菊田一夫演劇賞・演劇賞を受賞している。13年には紫綬褒章も受賞。著書に『演出家の仕事』(岩波新書)がある。
〈近年のおもな演出作〉
『太鼓たたいて笛ふいて』(02・04・08)、オペラ「蝶々夫人」(05)、『母・肝っ玉とその子供たち』(05)、『箱根強羅ホテル』(05)、『夢の痂』(06)、ミュージカル『MA』(06・09)、『氷屋来たる』(07)、『CLEANSKINS~きれいな肌』(07)、『私はだれでしょう』(07)、『ブラックバード』(09)、『日本人のへそ』(11)、『ピアフ』(12)、『木の上の軍隊』(13)、『マイ・ロマンティック・ヒストリー~カレの事情とカノジョの都合~』(13)、『それからのブンとフン』(13)、『海をゆく者』(09・14:パルコ劇場)など多数。
1966年2月18日生まれ、三重県出身。
舞台・映画・TVドラマと多岐にわたり出演。
近年のおもな映画出演作に『アウトレイジ ビヨンド』(12/北野武監督)、『そして父になる』(13/是枝裕和監督)、『愛の渦』(14/三浦大輔監督)、『ビリギャル』(15/土井裕泰監督)。ドラマ出演作に、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(14)、『闇の伴奏者』(15・WOWOW)、『ゴーストライター』(15・CX)、『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(15・TBS)などに出演。舞台では『ザ・キャラクター』(10/野田秀樹演出)、『港町純情オセロ』(11/いのうえひでのり演出)、『浮標』(11・12/長塚圭史演出)、『断色』(13/いのうえひでのり演出)、『冒した者』(13/長塚圭史演出)、『背信』(14/長塚圭史演出)、『RED』(15/小川絵梨子演出)など。
1993年5月10日生まれ、神奈川県出身。
おもな映画出演作に『春の雪』(05/行定勲監督)、『母べえ』(08/山田洋次監督)、『借りぐらしのアリエッティ』(アリエッティの声:09/米林宏昌監督)、『遺体~明日への十日間』(13/君塚良一監督)、『風立ちぬ』(13/宮崎駿監督)など。2006年、主演ドラマ「14才の母」(NTV)で数々の新人賞に輝く。2010年には映画『誰も守ってくれない』で日本アカデミー新人俳優賞を受賞。2015年のおもな出演作に、ドラマ『まっしろ』(TBS)、映画『ST 赤と白の捜査ファイル』(佐藤東弥監督)、『トゥモロー・ランド』(ケイシー役:吹き替え)、『おかあさんの木』(磯村一路監督)など。本作が初舞台となる。