いのうえひでのり
1960年1月24日生まれ 福岡県出身
80年劇団☆新感線を旗揚げ。以来、劇画・マンガ的な世界観にあたかもコンサート会場に来ているようなド派手な照明と音響を用いた構成で、演劇ファンのみならず音楽ファンをも虜にしてきた。役者の資質を見極め引き出す演出家としても注目され、劇団からは筧利夫、渡辺いっけい、羽野晶紀らを輩出。また、作・演出の作品として、笑いをふんだんに盛り込んだ“ネタもの”と呼ばれる「轟天」シリーズは、業界内部にもファンが多い。劇団の本公演以外では上川隆也主演『天保十二年のシェイクスピア』(02)、松岡昌宏主演『スサノオ』(03)、森田剛主演『荒神〜AraJinn』(05)、中川晃教主演『TOMMY』(07)等プロデュース公演の演出も多数手がけている。パルコプロデュースでの演出は01年の「犬夜叉」以来、シェイクスピア作品に本格的に取り組むのは本作が初となる。
【受賞歴】
第14回日本演劇協会賞(『髑髏城の七人』『SHIROH』の演出において)
第9回千田是也賞(『メタル マクベス』の演出において)
第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞
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