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INTRODUCTION
STORY
CAST&STAFF
 1987年11月8日(日)〜11月30日(月)パルコ劇場にて上演。
山崎努の堂々たる熱い演技が深い感銘を呼び、86年のベストプレイとして激賞を受けた「コリオレイナス」につづき、山崎努がシェイクスピアに挑戦しました。王権を手にするためには手段を選ばず、強力な意志と実行力により、歴史の巨大なメカニズムに立ち向かっていく魔性の野心家“リチャード三世”。単なる悪漢ではなく炎の塊をもつ男リチャードを山崎努が渾身の力を込めて演じました。
台本・演出には「コリオレイナス」で重厚な演出をみせた高橋昌也、そして衣裳を86年「乱」(黒澤明監督)の衣裳デザインで第58回アカデミー賞を受賞したワダエミが担当。演技陣には藤真利子、石田弦太郎、立川三貴、寺泉憲、宝生あやこ、そして南美江ほか日本演劇界で実力のあるキャストを配し、リチャードの激烈な生きざまを軸に、波乱の歴史の中で戦い、傷つき、愛し合う人間群像を描きました。
本家ロンドンに次いでシェイクスピアのメッカとなった東京の演劇シーンに鮮烈な一石を投じたのが、この1987年版「リチャード三世」です。