◆解説 19世紀末、フランス・パリ。椿姫やフェードルをはじめ、ハムレットやロレンザッチョなどの男役までこなし、ヨーロッパやアメリカで一世を風靡した大女優サラ・ベルナール。 その世紀の大女優サラ・ベルナールの素顔を鋭く描き出した二人芝居の傑作がこの『サラ』です。 カナダの劇作家ジョン・マレルによって1977年に発表され、同年オンタリオで初演、その後世界35ヶ国で上演され大ヒットしました。2002年秋からはパリのエドワード7世劇場で上演が始まり、現在もロングラン中です。 |
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麻実 れい |
日本では、2001年に東京・神戸でで初演。サラ・ベルナールに麻実れい、ピトゥ役に金田龍之介、演出には宮田慶子。このトリオによる日本初演はたちまち大絶賛を博し、麻実れいは第43回毎日芸術賞を受賞、金田龍之介は第13回文化庁長官表彰を受け、宮田慶子も第9回読売演劇大賞最優秀演出家賞・第43回毎日芸術賞千田是也賞を受賞しました。さらに翻訳の吉原豊司も第9回湯浅芳子賞を受賞し、この年の演劇界の最高の話題作となりました。この『サラ』が2003年4月、皆様の熱いご期待にお応えして、渋谷のパルコ劇場で再演されます。 |
◆物語 1922年夏のおそい昼下がり。 フランス・ブルターニュ地方にある 別荘のテラス。 舞台上での事故で右脚を失ってから7年、 大女優サラ・ベルナールは今77才。 自分の今までの半生を伝記にしようと、 長年サラに仕えてきた 秘書のピトゥに執筆させている。 ピトゥは次々に現れるサラの回想中の人物に扮し、 二人の回想はまるでお芝居ごっこのように展開されていく…。 |
金田龍之介 |
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