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グレッグとケートは仲の良い夫婦。子供が大学生になって家を出たため、第二の人生を始めようとしている。新しい生活、教師として働く喜びに目覚めたケートを横目に、グレッグは上司とうまくいかず無力感に苛まれている。
ある日、会社を飛び出して公園でぶらつくグレッグの膝に、突然チャーミングな犬が飛び乗ってくる。首の鑑札にあった名前は“シルヴィア”。グレッグは瞬間、彼女を家に連れ帰る決意をする。
のら犬だったシルヴィアにとってグレッグは救いの神。部屋に帰った彼女は手練手管を使って甘え、グレッグはもうメロメロ。だが、折角おとな二人の生活に戻ったと思っていたケートには面白くない状況だ。その上、夫のシルヴィアへの異常な溺愛ぶりにいつしか嫉妬するようになってしまう。
一方のシルヴィアはグレッグの偏愛をいいことにイタズラ者の本領を発揮し始める。家の物を噛むは隠すは、散歩に出ればハンサムな雄犬を追いかけ回す始末。シルヴィアとの共存にNOをいい続けるケートは、友人のフィリスに愚痴をこぼしたりカウンセラーにかかったり、それでも醒めない悪夢のような三角関係にケリをつけるため、彼女はある「決断」をグレッグに突き付けるのだが…。 |
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