脚本/ジョン・ワイドマン 「太平洋序曲」オリジナルプロダクションで、トニー賞最優秀戯曲賞にノミネート。スティーブン・ソンドハイム作曲の「アサシンズ」の戯曲(2004年トニー賞最優秀ミュージカル・リバイバル賞受賞)、リチャード・モルトビー Jr.とデイヴィッド・シャイヤ作曲「ビッグ」台本(トニー賞最優秀台本賞にノミネート)。ワイドマンは、リンカーン・センター・シアターで行われたコール・ポーターの「エニシング・ゴーズ」のリバイバルをティモシー・クルーズと共同執筆(トニー賞最優秀ミュージカル・リバイバル賞受賞、オリビエ賞最優秀ミュージカルプロダクション賞受賞)。振付家スーザン・ストローマンと共に「コンタクト」を共同執筆(トニー賞最優秀台本賞、最優秀ミュージカル賞にノミネート)、現在はミラマックスでのこの作品の映画版に取り組んでいる。1986年から「セサミ・ストリート」の台本を執筆、エミー賞子ども番組脚本賞を11回受賞している。アメリカ・ドラマティストギルド会長、妻ライラと二人の子どもたちローラ、ジョナサンと共にニューヨーク在住。 作曲/デイヴィッド・シャイヤ ブロードウェイ:「ベイビー」(トニー賞にノミネート)、「ビッグ」(トニー賞ノミネート) オフ・ブロードウェイ:「スターティング・ヒア・スターティング・ナウ」(グラミー賞にノミネート)、「クローサー・ザン・エバー」(アウタークリティックス・サークル賞受賞)、「都市の荒廃」(マンハッタン・シアター・クラブ)、「ローマン・ファミリー・ピクニック」「シュマルニックのワルツ」「お気に召すまま」(ニューヨーク・シェイクスピア・フェスティバル)、ピーター・ユスチノフの「知られざる兵士とその妻」 映画:「ノーマ・レイ」(アカデミー賞受賞)、フランシス・コッポラの「盗聴」、「サブウェイ・パニック 1974」、「大統領の陰謀」、「サタデー・ナイト・フィーバー」(グラミー賞二部門受賞)、「ショート・サーキット」「オズ」「ガープの世界」「パリス・トラウト」「おやすみ、母さん」「ストレート・タイム」「さらば愛しき日々よ」「ヒンデンブルグ」「2010年」他多数。 テレビ:「エンテベへの急襲」(エミー賞ノミネート)、「潮風のサラ」「サービング・イン・サイレンス」「若き日のJFK」(エミー賞ノミネート)、「ラスト・スタンド・アット・セイバー・リバー」「ハイジ・クロニクルズ」「ブロードウェイ・バウンド」「アリス」他多数。 音楽:「With You I’m Born Again」(ビリー・プレストンとシリータ、ゴールド・レコード)、「What About Today?」(バーブラ・ストライザンド)、「I’ll Never Say Goodbye」(メリッサ・マンチェスター)、「It Goes Like It Goes」(ジェニファー・ウォレンズ)他多数。 ドラマティスト・ギルド委員会のメンバー。妻ディディ・コーン、マシュー22歳、ダニエル5歳、ロメオ(ウェスト・ハイランド・テリア)の父。 作詞=リチャード・モルトビーJr. ブロードウェイ:1978年「エイント・ミスビヘイブン」着想および演出 (トニー賞、ニューヨーク・ドラマ批評家賞、アウター・クリティックス、ドラマデスク賞最優秀ミュージカル賞、トニー賞最優秀演出家賞受賞)、1999年「フォッシー」(トニー賞、アウター・クリティックス、ドラマデスク賞、最優秀ミュージカル賞受賞、トニー賞最優秀演出家賞にノミネート)、「ミス・サイゴン」歌詞共作(1990年イブニング・スタンダード賞受賞、1991年トニー賞最優秀スコア賞にノミネート)、1986年「アンドリュー・ロイド・ウェバーのソング・アンド・ダンス」演出、歌詞共作(出演のバーナデット・ピーターズがトニー賞主演女優賞受賞)。作曲家デイヴィッド・シャイヤと共に、1983年「ベイビー」演出、歌詞(脚本ジョン・ワイドマン、トニー賞ベストスコア賞にノミネート) オフ・ブロードウェイ:1977年「スターティング・ヒア・スターティング・ナウ」演出、歌詞(グラミー賞にノミネート)、1989「クローサー・ザン・エバー」(アウター・クリティックス賞を最優秀ミュージカル、最優秀スコアの二部門で受賞)。 ハーパー・マガジンの恐ろしく難易度の高いクロスワードパズルに貢献、マンハッタン・シアター・クラブとは三十年のつき合いになる。著名なオーケストラ・リーダーの息子。妻ジャネット・ブレナーと、ニコラス、デイヴィッド,ジョーダン、エミリーシャーロットの五人の子どもたちに恵まれる。 演出・振付・訳=宮本亜門 1958年1月4日生まれ・O型 東京都出身。 出演者、振付師を経て、2年間ロンドン、ニューヨークに留学。 帰国後の1987年にオリジナルミュージカル「アイ・ガット・マーマン」でデビュー。翌88年には、同作品で「昭和63年度文化庁芸術祭賞」を受賞。ミュージカルのみならず、ストレートプレイ、オペラ等、現在最も注目される演出家として、活動の場を広げている。 2004年秋には、ニューヨークのオンブロードウェイにて「太平洋序曲」を東洋人初の演出家として手がけ、2005年同作はトニー賞の4部門でノミネートされる。 最近の作品は2007年1月、「太平洋序曲」のスティーブン・ソンドハイム作曲の「スウィニー・トッド」を演出し高い評価を受ける。今夏には、アメリカ・サンタフェ・オペラフェスティバルでタン・ドゥン作曲の「TEA」の演出で好評を得る。 パルコ・プロデュースでは「滅びかけた人類・その愛の本質とは」(1994)、「メアリー・ステュアート」(2006)、レナード・バーンスタインの「キャンディード」(2001、2004)などの舞台を演出している。 訳詞=森雪之丞 詩人・作詞家70年代より作詞家として、数々のヒット・チューンやアニメ主題歌に作品を提供。90年代以降、布袋寅泰、氷室京介など多くのロック・アーティストから支持を受け、多角的なブレーンとして先鋭的な歌詞の世界を築きあげる。また詩人として実験的なポエトリー・リーディング・ライブ『眠れぬ森の雪之丞』を主催。岸谷五朗とともに詩の朗読とパフォーマンスを融合した『POEMIX』を立ち上げるなど、独創的な美学から生まれる詩 作品は多くの世代にファンを持ち、ステージにおいても『言葉のアーティスト』としてスタンスを確立している。ミュージカル『天使は瞳を閉じて』('03)音楽監督・作詞、ポエティック・エンターテインメント『POEMIX』 ('03-'04、'05)詩・出演、フィジカル・シアター『ウーエン・イ・ウースト』('05-'06)日本語脚本・作詞、ロック・ミュージカル『We Will Rock You』 ('05、'06)日本語字幕監修・訳詞、ブロードウェイミュージカル『ペテン師と詐欺師』('05、'07)訳詞 音楽監督・指揮=デイヴィッド・チャールズ・アベル 交響曲、オペラ、ミュージカルに至るまで幅広いレパートリーと知識を持つ希有な指揮者である。最近のシーズンでは、イギリス、アジア、ヨーロッパでの交響楽団との仕事で高く評価され、イタリアとイギリスではオペラ、世界中でミュージカルと、三つの得意分野すべての仕事をしている。ロイヤル・フィルハーモニック、ボーンマス、シティ・オブ・バーミンガム、ロイヤル・スコティッシュ、ハレー等、イギリスのトップオーケストラの多くを指揮。テレビ、ラジオにも多数出演、古楽器のフランクフルト・アカデミーとのヨハン・ストラウスから、 BBCシンフォニー・オーケストラとのブリスやバーンスタインまで多岐に渡るレパートリーを演奏している。 〈ミュージカル〉 ミュージカル界での業績としては、世界中で絶賛されているもののひとつに、「レ・ミゼラブル」のクリエイター達のたっての依頼により、ロンドンのアルバート・ホールにおける上演十周年記念公演の指揮を務めたことが上げられる。ウェスト・エンドでのミュージカル作品のプレミエのいくつかにも参加、また「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」「マルタン・ゲール」「ラマンチャの男」の完全版レコーディングを指揮。2002年には、リチャード・ロジャース生誕百周年記念のリーダー役を務め、シアター・ロイヤル、ドルーリー・レーン、ロイヤル・フェスティバル・ホール、 BBCのプロムナード・コンサートにおいてガラ・コンサートを指揮。「オクラホマ!」劇中のドリーム・バレエの完全版レコーディングは、Jay/TERレコードからリリースの予定。 2006年6月には、ロイヤル・アルバート・ホールでレイモンド・ガベイ・プロダクションの「ショーボート」を指揮、優れた成果により広く注目される。 またレナード・バーンスタイン最後の弟子の一人であるデイヴィッドは、バーンスタイン自身から、バーンスタイン作品の解釈に絶大な信頼を置く指揮者として特に指名された。2003年、2004年には、ブレゲンツ・フェスティバルの「浮かぶ舞台」で「ウェスト・サイド・ストーリー」を指揮、また日本での「キャンディード」の新プロダクションも指揮した。2005年には、バーンスタインの比較的知られていない作品に光を当てたBBCシンフォニーのスペシャル・スタジオコンサートでも指揮を務めた。 セットデザイン=ニール・パテル ニューヨークを拠点として演劇、オペラ、ダンス、映画で活躍する舞台美術デザイナー。代表作に『サイドマン』『ナイト・マザー』『Ring of Fire for Broadway』。オフ・ブロードウェイでは、セカンド・ステージ劇場、マンハッタン・シアタークラブ、ラウンドアバウト・シアター・カンパニー、BAM、ニューヨーク・シアター・ワークショップ、ヴィネヤード・シアター、プレイライト・ホライゾン等のプロダクションに名を連ね、『Living Out』『Here Lies Jenny』『ディナー・ウィズ・フレンズ』『The Long Christmas Ride Home』『Quills and The Grey Zone』等のデザインを担当。リージョナルではグスリー・シアター、マーク・テイパー・フォーラム、マッカーター・シアター、アリーナ・ステージ、センター・ステージ、ステッペンウルフ、シカゴ・シェイクスピア他多数で活躍。アン・ボガートとSITI Companyとの舞台は、オランダ・フェスティバル、エディンバラ国際芸術祭、パリでのExitフェスティバル、BAM等、世界各国でも上演された。オペラではニューヨーク・シティ・オペラ、サンタフェ・オペラ、ボストン・リリック・オペラ、フロリダ・グランド・オペラ、オペラシアター・オブ・セントルイス、東京の二期会、ミネソタ・オペラ等を手掛ける。ロンドンでのクレジットに『サイドマン』(ウェスト・エンド)、『A Question of Mercy』(ブッシュ・シアター)、『ヘンリー四世』(RSC)。2000年度EDDY賞をはじめ、ドラマデスク賞のノミネーション多数、1996年度と2001年度には、装置デザインにおいて継続的に優秀な業績を上げたことによりオビー賞功労賞受賞。日本では『キャンディード』(レナード・バーンスタイン作曲・宮本亜門演出/2001,2004)、『ベント』、『トーチソング・トリロジー゙』(ともにパルコ劇場)などのセットデザインを手がけている。 衣裳デザイン=ポール・タズウェル 14年以上に渡るデザイン歴を持つ。アメリカでも、また国際的にも、演劇、ダンス、オペラの世界で広くデザインを行っている。 ブロードウェイ:「ノイズ&ファンク」(トニー賞ノミネート)、「オン・ザ・タウン」、「Def Poetry Jam」「イレイン・ストリッチ・アット・ リバティー」、「Fascinating Rhythm」 オフ・ブロードウェイ:「Flesh and Blood」「ハーレム・ソング」「Dina Was」「City Center Encores!」「リル・アブナー」「Once Around the City」「Before It Hits Home」「Playboy of the West Indies」(リンカーン・センター・シアター)。ジョセフ・パップ・パブリック・シアター:「Boston Marriage」「One Flea Spare」「ヘンリー五世」「Venus」「Blade to the Heat」。 リージョナル・シアター:アリーナ・ステージ、グスリー・シアター、グッドマン・シアター、ラホーヤ・プレイハウス、センター・ステージ、ハートフォード・ステージ、ロングワーフ・シアター、シアトル・レップ、トリニティ・レップ、シンシナティ・プレイハウス、アライアンス・シアター、ミルウォーキー・レップ、グリマーグラス・オペラ、ニューヨーク・シティ・オペラ、オペラ・シアター・オブ・セントルイス、パシフィック・ノースウェスト・バレエ、ボストン・バレエ 受賞歴:「オン・ザ・タウン」に対してルシール・ローテル賞、ヘレン・ヘイズ賞最優秀衣装デザイン賞を二度受賞(ジ・アフリカン・カンパニー制作の「リチャード三世」と「ペール・ギュント」)、マイケル・メリット賞、「ハーレム・ソング」に対してオーデルコ賞。TDFイレーヌ・シャラフ・ヤングマスター賞、プリンセス・グレース研究奨学金を受ける。 ノースカロライナ芸術学校およびニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツ卒業。
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