転がる石は止まらない。
おバカな奴らは止まらない。
マジで笑えて、マジでショッキング
今、一番キレてる長塚圭史が
今、一番鋭利(エッジ)のきいた俳優陣(やつら)とつくりだす
笑えて悲惨なとんでもない舞台!

 2003年8月パルコ劇場で上演し、ネクストジェネレーションによる新しい感覚の翻訳劇として非常に高い評価を得た舞台「ウィー・トーマス」(原題:THE LIEUTENANT OF INISHMORE )。71年生まれの英国の劇作家マーティン・マクドナーのこの作品は、アイルランドで抵抗運動に励む男の子たちのコワくも可笑しい姿を、抜群の切れ味と超ブラックな笑いで描く2002年度ローレンス・オリヴィエ賞最優秀新作コメディ賞受賞作。75年生まれの長塚圭史が演出を手がけ、2006年6月、新キャストで上演いたします。

今回の新キャストは今、長塚圭史が「一緒に舞台を創りたい」と思っていた俳優8人が勢揃い。マッドなパドレイクには昨年、井筒和幸監督の青春群像劇「パッチギ!」で、その存在感と鮮烈な演技で話題を集めている高岡蒼甫。パドレイクに恋するキュートで過激なマレードには今回初舞台となる岡本綾。パドレイクのクレイジーな仲間のクリスティに、三谷幸喜の「12人の優しい日本人」で記憶に新しい堀部圭亮、そしてパドレイクのおまぬけな父親ダニーに木村祐一など、新ベストキャストで、よりブリリアントに、よりショッキングに、よりエネルギッシュな舞台を目指します。
定評のある演出力にさらに磨きをかけた長塚圭史が、再び手がけたいと意気込む、エッジのきいた戯曲「ウィー・トーマス」に是非ご期待ください。