東京音楽大学・声楽科を卒業後、NHK放送劇団に入団。飯沢匡作のラジオドラマ『ヤン坊、ニン坊、トン坊』でデビュー。NHK専属のテレビ女優第一号として活躍する。その後文学座研究所、ニューヨークのメリー・ターサイ演劇スタジオで学ぶ。1961年の第一回放送作家協会女優演技者賞をはじめ、数多くの賞を受賞。43年目を迎える日本で初めてのトーク番組『徹子の部屋』では、「同一司会者による番組の最多放送回数」でギネスに登録された。33年目となるクイズ『世界・ふしぎ発見！』などテレビ番組出演多数。84年にはNHK放送文化賞を、06年には『徹子の部屋』で菊池寛賞を受賞。また著書の「窓ぎわのトットちゃん」は800万部というベストセラーになり、世界35カ国で翻訳されている。その印税による「社会福祉法人トット基金（日本ろう者劇団）」設立や「ナショナル・シアター・オブ・ザ・デフ（アメリカろう者劇団）」招聘協力、ユニセフ親善大使としての各国訪問などの活動にも力を注いでいる。16年からインスタグラムを開始。約100万人のフォロワー数で国内100位以内に入るアカウントとなる。主な舞台に『罠』（64）、『マカロニ金融』（68、80）、新劇合同公演『シュバルツの裸の王様』（80）、『世の中みんなテスト病』（84～87）、NLT『ニノチカ』（89～98）、青年劇場『喜劇キュリー夫人』（92～07）、NLT『幸せの背くらべ』（96～・初演、再演は銀座セゾン劇場）など。銀座セゾン劇場で89年から始まった海外コメディ・シリーズでは、同劇場閉館後シリーズを受け継いだパルコ・プロデュースと併せて31作品に主演している。96年『幸せの背くらべ』と『マスター・クラス』で毎日芸術賞、読売演劇大賞の大賞と最優秀女優賞を受賞した。2013年には永年の翻訳劇出演に対する情熱と功績に対して菊田一夫演劇賞特別賞を受賞。文化功労者。

1989年大阪府出身。2014年４月ジャニーズWESTのメンバーとしてCDデビュー。
主なテレビドラマの出演にNTV「ごくせん」（08）、NHK「真夜中のパン屋さん」（13）、NHK連続テレビ小説「あさが来た」（15）、CX「HOPE～期待ゼロの新入社員～」（16）など。
主な舞台出演に「ブラッドブラザース」主演（15）、松本幸四郎演出・主演による「アマデウス」のモーツァルト役（17）、山田洋次脚本・演出「音楽劇 マリウス」主演（18）など。
現在、TX「リトルトーキョーライフ」、NTV「ヒルナンデス」（木曜）、MBS「ナミノリ！ジェニー」、ABC「エージェントWEST！」、ABCラジオ「ジャニーズWESTの男前を目指せ！」、文化放送「関ジャニ∞村上信五 ジャニーズWEST桐山照史・中間淳太のレコメン！」、bay fm「bayじゃないか」、ラジオ関西「ジャニーズWESTもぎたて関ジュース」などに出演中。
今回の「ライオンのあとで」では実直で優秀な軍医・デヌーセ少佐を演じる。舞台、ドラマ等での高い演技力が評価されての抜擢となり、黒柳徹子とは初の共演。期待を集めている。

1954年東京都出身。1975年にオンシアター自由劇場に入団、96年の解散まで中心メンバーとして活躍。近年の主な舞台出演に、「ハングマン」（18／長塚圭史演出）、「白い病気」（18）、「24番地の桜の園」（17）、「空中キャバレー2017」（17）、「K.テンペスト2017」（17）、「四谷怪談」（16／串田和美演出）、「円生と志ん生」（17／鵜山仁演出）、「ISAMU～20世紀を生きた芸術家 イサム・ノグチをめぐる３つの物語～」（13／宮本亜門演出）など。テレビドラマではNHK「真夜中のスーパーカー」（18）、WOWOW「スケープゴート」（18）、THK「癒し屋キリコの約束」（18）、NHK-BS「走れ！三輪トラック」（18）など。本シリーズでは、高橋昌也演出による「ルーマーズ」（06・12・15）、「リグレッツ・オンリー」（07）、「33の変奏曲」（10）、前川錬一演出による「ステラとジョーイ」（13）がある。7度目の出演となる今回は、執事であるピトーを演じる。常に女主人公に寄り添う要の役どころに黒柳も厚い信頼を寄せている。

１９５９年北海道出身。日本工学院専門学校演劇課を卒業後、故・賀原夏子主宰の劇団NLTに入団。幅広い役どころに持ち前の喜劇センスで多くの作品に出演。１９８７年「レ・ミゼラブル」初演よりマダム・テナルディエ役で２０１１年まで２４年間に渡って出演。２０１０年の東宝ミュージカル「キャンディード」（ジョン・ケアード演出）で読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。これまでの主な舞台出演に「華岡青洲の妻」（９７／鴨下信一演出）、「モーツァルト！」（０２～１８／小池修一郎演出）、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」（０６～１６／山田和也演出）、「エリザベート」（０６～１６／小池修一郎演出）など。テレビドラマNHK「軍師官兵衛」、テレビ朝日「緊急取調室２」など。映画「スーパーの女」（伊丹十三監督）など。本シリーズへは「幸せの背くらべ」（０３）、「想い出のカルテット」（１１・１４）に続き４度目の出演となる。今回は、主人公を支えるグルネー夫人を演じるが、黒柳の信頼も厚く、シリーズファイナルを飾る鉄壁の配役となった。