■STAFF
作:寺山修司
演出:松本雄吉(維新派)
上演台本:松本雄吉/天野天街(少年王者舘)
美術:林田裕至/舩木愛子 音楽:内橋和久
照明:吉本有輝子 音響:田鹿 充 衣裳:堂本教子 ヘアメイク:西岡達也
振付:金子仁司 演出助手:伊藤拓 舞台監督:大田和司
宣伝:吉田プロモーション 宣伝美術:東 學 宣伝写真:渞 忠之
プロデューサー:笹目浩之/祖父江友秀/田中希世子 制作:池邉里枝 製作:山崎浩一
企画・制作:パルコ/ポスターハリス・カンパニー 協力:テラヤマ・ワールド/維新派
製作:パルコ
■CAST
コック1:八嶋智人
コック2:片桐 仁
影山影子:常盤貴子
母親:松重 豊
花井京乃助/廻 飛呂男/浅野彰一/柳内佑介/酒井和哉
鹿内大嗣/金子仁司/KEKE/高木 健
金子紗里/あやちクローデル/髙安智実/髙田郁恵/今村沙緒里/笹野鈴々音/万里紗
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撮影:ハービー・山口
寺山修司(てらやま・しゅうじ) 《作》
1935年青森生まれ。詩人、劇作家、演出家、映画監督。67年「演劇実験室◎天井棧敷」を設立。世界屈指の前衛劇団として国際的に活躍。代表的舞台に『毛皮のマリー』『奴婢訓』『レミング』。映画監督としても『書を捨てよ町へ出よう』『田園に死す』の他、実験映画も次々に発表。83年、47歳で急逝。寺山の死を境に、日本の前衛演劇は終焉したと言われている。パルコ劇場では、77年『中国の不思議な役人』、79年『青ひげ公の城』を自身の作・演出で上演。劇場の歴史を語る上で欠かせない伝説的な公演となった。没後も追悼公演として83年『青森県のせむし男』を上演。『毛皮のマリー』は美輪明宏レパートリーとして繰り返し上演し、観客を魅了し続けている。パルコ劇場開場30周年である2003年には、三上博史主演で『青ひげ公の城』を、2009年には白井晃演出、平幹二朗主演で『中国の不思議な役人』を上演し好評を博した。
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松本雄吉(まつもと・ゆうきち) 《演出》
1970年に大阪で「日本維新派」(87年に維新派と改名)を結成し、1974年以降の全ての作品で脚本・演出を手掛ける。維新派は、主宰の松本を軸として常に「演劇」という枠では語りきれない演劇的活動を続けてきたことで知られる集団。野外に自らの手で建築する劇場、数々の映画の美術監督として知られる林田裕至による圧倒的な美術、「ヂャンヂャン☆オペラ」と名付けた関西弁のイントネーションを生かしたケチャ音楽のような台詞、インプロヴィゼーションユニット「アルタード・ステイツ」を率いて世界でも評価の高い内橋和久の音楽という、すべての要素をディレクションした前衛的な総合芸術として作品を発表している。
1996年大阪府舞台芸術奨励賞、1999年大阪府舞台芸術賞、2002年朝日舞台芸術賞、2004年読売演劇大賞優秀演出家賞、2008年朝日舞台芸術賞 アーティスト賞、2008年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。
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八嶋智人(やしま・のりと)
奈良県出身、1970年生まれ。90年、松村武らとともに劇団カムカムミニキーナを旗揚げ。以降、劇団の看板役者となる。舞台を中心に、TVドラマ、映画など活躍の場を広げる一方、『トリビアの泉』(CX)、「百年名家」(BS朝日)、「ペット大行進!ど~ぶつくん」(TX)などバラエティ番組のMCとしても活躍、多彩な才能を発揮している。近年の出演作に、舞台『49日後・・・』(08年)、『夜の来訪者』(09年)、『えれがんす』(10年)、『奥様お尻をどうぞ』『太平洋序曲』(11年)。映画『ぐるりのこと』、『秋 深き』(08年)、『つむじ風食堂の夜』(09年)、『おのぼり物語』(10年)、3D『怪物くん』(11年)。TVドラマ『ギネ・産婦人科の女たち』(09年)、『とめはねっ !』『怪物くん』『GM・踊れドクター』(10年)『ダーティ・ママ』(11年)『パパドル!』『遺留捜査』(12年)など。13年1月からフジテレビ日曜夜9時『dinner』に出演。
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片桐 仁(かたぎり・じん)
埼玉県出身、1973年生まれ。多摩美術大学版画科の同級生小林賢太郎と「ラーメンズ」結成。舞台でコントや演劇作品を発表し続け人気を博している他、様々な舞台への客演や映画、ドラマなど多方面で活躍している。近年の出演作として、舞台ではラーメンズ本公演の他、『悪夢のエレベーター』(08年)、『ラヴ・レターズ』(09年)、『初恋』(10年)、『鎌塚氏、放り投げる』『わらいのまち』(11年)、『スピリチュアルな1日』『グッバイエイリアン』『地球の王様』(12年)。映画『UDON』(06年)、『同窓会』(08年)、『聖家族~大和路~』(11年)。ドラマ『SP』(07年)、『ザ・クイズショウ』(09年)、『ゲゲゲの女房』(10年)、『デカワンコ』(11年)、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(12年)など。今春は『レミング』以外にも、エレ片コントライブ『コントの人7』、G2produce最終公演『デキルカギリ』など舞台出演多数。
2013/04/05 (金)-2013/04/22 (月) パルコミュージアムにて開催!
片桐仁 感涙の大秘宝展~粘土と締切と14年~
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常盤貴子(ときわ・たかこ)
神奈川県出身、1972年生まれ。93年の鮮烈なデビュー以来、本格派の女優として次々に主演・ヒロインを担い活躍。代表出演作にドラマ『愛していると言ってくれ』(95年)、『ビューティフルライフ』(00年)『カバチタレ』(01年)他、近年の出演作に「眉山」(08年)、『天地人』(09年)、『お母さんの最後の一日』(10年)、『TAROの塔』(11年)、松本清張没後20年特別企画『疑惑』、CXスペシャルドラマ『再会』(12年)。映画『アフタースクール』『20世紀少年第1章』『釣りバカ日誌19』(08年)、『20世紀少年 第2章・最終章』『引き出しの中のラブレター』(09年)、『CUT』(11年)、『汚れた心』(12年)。舞台KERA・MAP#003『砂の上の植物群』(05年)、『タンゴ・冬の終わりに』(06年)、『恐れを知らぬ川上音二郎一座』(07年)など。本年もTBS日曜劇場「とんび」、EXメ~テレ50周年特別ドラマ『ゆりちかへ ママからの伝言』など出演作多数。
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松重 豊(まつしげ・ゆたか)
福岡県出身、1963年生まれ。蜷川幸雄主宰の蜷川スタジオを経て、舞台、テレビ、映画と様々な作品で活躍。映画『しゃべれどもしゃべれども』(07年・平山秀幸監督)にて毎日映画コンクール男優助演賞を、『ディア・ドクター』(09年・西川美和監督)にて第31回ヨコハマ映画祭 助演男優賞を受賞。近年の出演作に舞台『49日後・・・』(08年)、『マレーヒルの幻影』(09年)、『パーマ屋すみれ』(12年)。ドラマでは、『ちりとてちん』(07年)、『運命の人』『孤独のグルメ』『遅咲きのヒマワリ』(12年)など。13年には、NHK大河『八重の桜』山本権八役で出演。フジテレビ日曜夜9時『dinner』 にも出演する。映画では、『血と骨』(04年・崔洋一監督)、『孤高のメス』(10年・成島出監督)、『アウトレイジ ビヨンド』(12年・北野武監督)など多数出演。
本年公開待機作として『探偵はBARにいる2』(5月11日公開・橋本一監督)、『俺俺』(5月25日公開・三木聡監督)、『リアル~完全なる首長竜の日~』(初夏公開予定・黒沢清監督)などがある。