1968年、香川県生まれ。
第三舞台の演出助手を経てシナリオライターになり、TVドラマ「ぽっかぽか」(TBS)シリーズで注目される。他のシナリオ作品に、「いいひと。」(CX)、「お仕事です!」(CX)、「本家のヨメ」(NTV)、「ウォーターボーイズ」、「ウォーターボーイズ2」(CX)、「ブルーもしくはブルー」(NHK)、「火消し屋小町」(NHK)など。現代を生きる人々の心理を巧みに切り取るストーリーテリングと軽やかな台詞で、現在、人気急上昇中の女性脚本家である。舞台作品には、板垣恭一演出とのコンビによる「ビューティフル・サンデイ」、「ペーパー・マリッジ」、「今度は愛妻家」のほか、「こくまろな女たち」(01年・演出 宮田慶子、シアターコクーン)がある。
1964年、東京都生まれ。
第三舞台で鴻上尚史の演出助手を務めた後、演出家になる。現在はフリーとして様々な舞台を演出。中谷まゆみ作品以外の、主な演出作は、「デーモン小暮一悪魔芝居」(90年・作 戸田山雅司、スペースゼロ)、「VAMP
SHOW」(92年・作 三谷幸喜、スペースゼロ)、「パ・ド・ドゥ」(98年、00年・作 飯島早苗、俳優座劇場)、「SLEEPLESS」(03年・作 倉持裕、青山円形劇場)、「SWAP2♀♂4」(04年・作 川上徹也、シアタートップス)など。空間を活かしながら、脚本を丁寧に読み込んで創り上げていく演出力には定評がある。舞台演出のほか、鴻上作品や劇団☆新感線作品の映像化なども手がける。また、若い俳優たちとのワークショップも行っており、絶大な信頼を得ている。
「ビューティフル・サンデイ」
初演2002年2月/再演2003年9月俳優座劇場+近鉄劇場
出演:長野里美、小須田康人、堺 雅人(再演 武田光兵)
―深刻な現実と笑いが瞬時に行き交う展開が魅力的だ…今を生きる者の感覚をすくい上げ、普遍に訴える佳品だ。(読売新聞)
「ペーパーマリッジ」
2001年7月紀伊國屋ホール+近鉄小劇場
出演:長野里美、木野花、旗島伸子、浅野和之
「今度は愛妻家」
2002年11月〜12月 俳優座劇場+近鉄劇場
出演:池田成志、長野里美、高橋長英、真木よう子、横塚進之介
―不器用で心優しき人々に注ぐ作者中谷まゆみの視線の温かさが、じんわり胸にしみてくるコメディだ。(読売新聞)
―作者は、人間の愚かさ、バカは死んでも直らないだろうけれどもそのどうしようもなさにいとおしさを感じているようだ。甘美で切ないオブラートにくるむテクニックは鋭い。(スポーツニッポン)
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