1973年、宮崎県生まれ。92年から劇団東京オレンジ(早稲田劇研)にて活動を始め、看板俳優として注目を集める。プロデュース公演からのオファーも多く、『Zenmai』(シアターコクーン)、『VAMP SHOW』(パルコ劇場)、『エレファント・バニッシュ』(世田谷パブリックシアター)、『喪服の似合うエレクトラ』(新国立劇場)など、話題作に出演。中谷まゆみ作・板垣恭一作品『ビューティフル・サンデイ』(俳優座劇場)では、無邪気なゲイの青年を好演した。ほか、ドラマ出演に『オードリー』(NHK・朝の連続テレビ小説)、『嫉妬の香り』(ANB)、映画出演に『ココニイルコト』、『壬生義士伝』など。04年NHK大河ドラマ『新選組!』山南敬助役の飄々とした演技で、一躍人気者になった。
 
1981年、埼玉県生まれ。95年、NHK朝の連続テレビ小説『春よ来い』でデビュー後、数々のドラマに出演。99年からは『3年B組金八先生』(TBS)シリーズに、金八の娘「坂本乙女」役で出演。01年『新・星の金貨』(NTV)で主役に抜擢され、みずみずしい演技で注目を浴びた。他のドラマ出演に『茂七の事件簿 ふしぎ草子』(NHK)、『プラトニック・セックス』(CX)、『人にやさしく』(CX)、『年下の男』(TBS)など。舞台出演は、泪目銀座『サニー・コースト・セレナーデ』(スペースゼロ)、『卒業〜THE GRADUATE』(東京グローブ座)に続き、今回が3度目となる。歌手としてもCDをリリースしている。04年は映画『感染』公開、『3年B組金八先生』(TBS)、『大奥』(CX)と人気ドラマに同時に出演するなど、今最も旬な若手女優の一人である。05年、初主演映画『さよならみどりちゃん』公開予定。
 
1967年、埼玉県生まれ。雑誌のグラビア等で活躍後、89年、映画『桜の樹の下で』主演で本格女優デビュー。ドラマ『ぽっかぽか』(TBS)シリーズの若いお母さん役で幅広い世代の支持を得る。他の主な出演作に、映画『獅子王たちの夏』、『東京デラックス』、ドラマ『ナースな探偵』(CX)、『おみやさん』(ANB)、『ブルーもしくはブルー』(NHK)など。舞台女優としても定評があり、主な作品に『29歳の女たち』(博品館劇場)、『欲望という名の電車』(新国立劇場)、『コミック・ポテンシャル』(ル テアトル銀座)、『浮標』(新国立劇場)、『アンコントロール』(ザ・スズナリ)、『心中天網島』(本多劇場)など。特に01年、02年、04年と再演を重ねた斉藤由貴との二人芝居、メーリング・ドラマ『フレンズ』(パルコ劇場ほか)では、その硬軟自在な演技力をいかんなく発揮、観客の涙を誘った。
 
1974年、東京都生まれ。92年、映画『薄れゆく記憶のなかで』で主役デビュー。96年、大人気となったNHK朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』に双子の姉役で主演、全国区の顔に。慶応大学卒業の才媛であり、知性的な存在感が魅力。他の主な出演作に、ドラマ『オトナの男』(TBS)、『ディア・ゴースト』(MBS)、『整形美人』(CX)、大河ドラマ『武蔵』(NHK)、『ウォーター・ボーイズ』(CX)、映画『She’s Rain』、『さわやかに吹く風』、忠臣蔵外伝『四谷怪談』、舞台『8人で探す“リア王”』(サンシャイン劇場)、『女の居場所』(明治座)、『ハロー、グッバイ』(彩の国さいたま芸術劇場)など。「愛玩動物飼育栄養士1級」「アロマテラピスト検定1級・インストラクター」などの資格を持ち、スキューバダイビング、ゴルフなど趣味も幅広く、それらを活かした仕事も多い。
 
1962年、福岡県生まれ。82年劇団「第三舞台」に参加し、俳優活動を開始。主な出演舞台に、『熱海殺人事件』(紀伊國屋ホールほか)、『エンジェルス・イン・アメリカ』(銀座セゾン劇場)、『天保十二年のシェイクスピア』(赤坂ACTシアター)、ミュージカル『シンデレラ・ストーリー』(青山劇場)、阿佐ヶ谷スパイダース『はたらくおとこ』(本多劇場)など。中谷まゆみ作・板垣恭一演出作品では、『今度は愛妻家』(俳優座劇場)に主演。『愛の嵐』(青山円形劇場)、『VAMPSHOW』(パルコ劇場)など、演出を手がけることも。また、04年夏話題となった舞台『鈍獣』(パルコ劇場)では、生瀬勝久・古田新太とともに、「ねずみの三銃士」として企画から参加。“いい加減で食えないキャラクター”で、若手から大御所まで様々なクリエイターと仕事をする、“小劇場界のアニキ”的存在である。
 
1944年、山口県生まれ。俳優座養成所15期卒業。68年、映画『ドレイ工場』でデビュー。69年映画『男はつらいよ』シリーズ第1作より諏訪博(寅さんの妹・さくらの夫)役で登場、95年の第48作まで全てに出演し国民的な人気俳優となる。その他の映画・ドラマ出演に、映画『15才・学校IV』、『ドン松五郎の生活』、ドラマ『となりの芝生』(NHK)、『お江戸でござる』(NHK)、『積木くずし』(TBS)など。特に、人気ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS)シリーズでの活躍は周知のとおり。日本の映画・ドラマ界に欠かせない存在である。舞台出演にも意欲的で、主な作品に『父と暮らせば』(紀伊国屋サザンシアター)、『のど自慢』(御園座)、『お江戸でござる』(新橋演舞場)、『ああ、ガス欠!』(博品館劇場)など。今回、若手スタッフ・キャストとの異色の顔合わせで、どのようなコミカルかつ渋い演技を見せてくれるのか、期待がかかる。




1968年、香川県生まれ。
第三舞台の演出助手を経てシナリオライターになり、TVドラマ「ぽっかぽか」(TBS)シリーズで注目される。他のシナリオ作品に、「いいひと。」(CX)、「お仕事です!」(CX)、「本家のヨメ」(NTV)、「ウォーターボーイズ」、「ウォーターボーイズ2」(CX)、「ブルーもしくはブルー」(NHK)、「火消し屋小町」(NHK)など。現代を生きる人々の心理を巧みに切り取るストーリーテリングと軽やかな台詞で、現在、人気急上昇中の女性脚本家である。舞台作品には、板垣恭一演出とのコンビによる「ビューティフル・サンデイ」、「ペーパー・マリッジ」、「今度は愛妻家」のほか、「こくまろな女たち」(01年・演出 宮田慶子、シアターコクーン)がある。




1964年、東京都生まれ。
第三舞台で鴻上尚史の演出助手を務めた後、演出家になる。現在はフリーとして様々な舞台を演出。中谷まゆみ作品以外の、主な演出作は、「デーモン小暮一悪魔芝居」(90年・作 戸田山雅司、スペースゼロ)、「VAMP SHOW」(92年・作 三谷幸喜、スペースゼロ)、「パ・ド・ドゥ」(98年、00年・作 飯島早苗、俳優座劇場)、「SLEEPLESS」(03年・作 倉持裕、青山円形劇場)、「SWAP2♀♂4」(04年・作 川上徹也、シアタートップス)など。空間を活かしながら、脚本を丁寧に読み込んで創り上げていく演出力には定評がある。舞台演出のほか、鴻上作品や劇団☆新感線作品の映像化なども手がける。また、若い俳優たちとのワークショップも行っており、絶大な信頼を得ている。

「ビューティフル・サンデイ」
初演2002年2月/再演2003年9月俳優座劇場+近鉄劇場
出演:長野里美、小須田康人、堺 雅人(再演 武田光兵)
―深刻な現実と笑いが瞬時に行き交う展開が魅力的だ…今を生きる者の感覚をすくい上げ、普遍に訴える佳品だ。(読売新聞)

「ペーパーマリッジ」
2001年7月紀伊國屋ホール+近鉄小劇場
出演:長野里美、木野花、旗島伸子、浅野和之

「今度は愛妻家」
2002年11月〜12月 俳優座劇場+近鉄劇場
出演:池田成志、長野里美、高橋長英、真木よう子、横塚進之介
―不器用で心優しき人々に注ぐ作者中谷まゆみの視線の温かさが、じんわり胸にしみてくるコメディだ。(読売新聞)
―作者は、人間の愚かさ、バカは死んでも直らないだろうけれどもそのどうしようもなさにいとおしさを感じているようだ。甘美で切ないオブラートにくるむテクニックは鋭い。(スポーツニッポン)

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