“R&J”とは、いわずと知れたシェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』のこと。
では、この『SHAKESPEARES R&J』とは?
この作品は、1998年にブロードウェイで上演され高い評価を得た作品です。
シェイクスピアの物語をそのままの設定で上演するのではなく、現代の厳格なカソリックの全寮制男子校という抑圧された世界に置き換えて、その中で『ロミオとジュリエット』をモダンに脚色した舞台なのです。男子高校生4人だけで、この物語の多様な登場人物たちを演じ分ける・・・その溢れんばかりのエネルギーで、この古典の物語に新鮮でフレッシュな息吹を吹き込んでいます。
 
シンプルなセットで、シンプルに展開されていく舞台、しかしそこにはエネルギーとスピード感が溢れ、役者と登場人物の4人がシンクロして新鮮でしかも知的な舞台となっています。現代の多感な高校生の感情と『ロミオとジュリエット』に登場する若者たちの感情が、同じように抑圧された状況下においてリンクし、時代を超えて若者たちの感情のエネルギーがドラマをより一層盛り上げ面白いものにしているのです。
今回での上演では、ブロードウェイよりオリジナルの作・演出家であり新進気鋭のJOE CALARCOを招き、ブロードウェイにも劣らない若者たちの疾走をお魅せいたします。
 
世界的に名だたる振付家の目にとまり、数多くの舞台に出演し、世界に誇るバレエダンサー・首藤康之が、ストレートプレイの舞台に初挑戦します。
この「R&J」が舞台がロンドンで上演されていた2002年頃、首藤はマシュー・ボーンの「白鳥の湖」のリハーサルでロンドンを訪れていた折にこの作品に出会い、虜となりました。そのときあまりにもはまって、滞在中4回も観劇したとか・・・。 バレエを表現の中枢においていた彼にとって、セリフの応酬のこの舞台はいかに言葉が大切なのかということを、改めて感じさせられたのです。
彼は後日「自分がこんなに“やってみたい”と思った舞台は初めて」と語っています。今回の上演は、彼のこの舞台に対する熱意が勝ち取ったといっても過言ではありません。
バレエ界では既に確固たる地位を確立している首藤康之。
現在の恵まれた境遇から、あえて芝居という新たなフィールドに 大きな一歩を踏み入れる瞬間を、是非お見逃しなく!
 
厳格なカソリックの全寮制男子校で学校生活を送っている4人の学生たち。
この学校ではシェイクスピアを読むことは禁止されている。
しかし禁止されているものだからこそ興味が湧く

単調な学校生活…そんな状況に飽き飽きした彼らは放課後こっそり
『ロミオとジュリエット』のリーディングを始める。
現代の多感な高校生の感情と『ロミオとジュリエット』に登場する若者たちの感情が、
同じように抑圧された状況下の彼らの心とシンクロするからだ。
すぐに夢中になった彼らは読むだけでは飽き足らず、
深夜に寮から抜け出しライブで演じ始める。
様々な登場人物を4人だけで真剣に演じ分けるうちに、
彼らは真の自由とピュアな愛に目覚めていく・・・
 


<Broadway 公演 米国主要新聞劇評より>
 
ほんとうにわくわくさせられる
(The Independent)
今までに観たシェイクスピアを脚色した中で
最大級に感動的
(The Daily Telegraph)
さわやかで素晴らしい!
(The Independent)
大のシェイクスピア好きも、そうでない人も
体が震えるほど感動する!
(The Independent)
この素晴らしい芝居にすっかりはまった!
(The Times)
これはスリリングな作品だ
観客の心をわしづかみにした
(The Sunday Times)
それはまさに初めてシェイクスピアの舞台を
観たときの感動のようだった
(The Guardian)
作品のテーマと演技と演出が最大級の効果を発している
(USA Today)

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