この作品は、歌舞伎以外でも「ラ・マンチャの男」、「スウィニートッド」等のミュージカルや、「アマデウス」やシェイクスピア4大悲劇(「リア王」「ハムレット」「オセロ」「マクベス」)等のストレートプレイを数々レパートリー上演してきた松本幸四郎が、新たな現代劇創造を目指して始めた“シアターナインス”の10周年記念公演です。
1997年の第1回公演「バイ・マイセルフ」(パルコ劇場、三谷幸喜作/山田和也演出)から第2回「ヴェリズモ・オペラをどうぞ!」(1998年セゾン劇場、市川森一作)、第3回「マトリョーシカ」(1999年パルコ劇場、三谷幸喜作・演出)、第4回「夏ホテル」(2001年パルコ劇場、岩松了作・演出)、第5回「実を申せば」(2003年パルコ劇場、マキノノゾミ作・演出)に続いて、岩松了書下ろしの新作上演で第6回目の企画公演となります。
岩松了が松本幸四郎を主演に迎えて書き下ろす新作舞台に、人気・実力を兼ね備えた魅力溢れる俳優たちが集まりました。岩松了の舞台には初出演となる高橋克実、長谷川博己、待望の舞台出演となる豊原功補といった男優陣に加え、久しぶりの舞台でパルコ初登場の伊藤蘭の他、緒川たまき、松本紀保といった岩松了の舞台を経験済みの女優陣の参加も決まり、大変豪華な顔合せが実現しました。