明日5月16日(水)より、いよいよ東京公演が開幕する舞台「ハングマン」。
埼玉公演をいち早くご覧になった高校生モニターの皆さんより、沢山のご感想をお寄せいただきました。その第一弾をご紹介します!
高校演劇を頑張っている演劇部の皆さんのご感想なので、かなり見方が専門的!?そして、ネタバレ・後半の展開も含まれますので予めご了承ください。
東京公演をご覧になった方がどんな感想を持たれるのか、今からとても楽しみです!
伏線のはりかたがとてもうまくて見ていくたびにここはこうだったのか、とわかってとても面白かったです。動きや日常会話などがとても自然で本当にその人が立っているみたいでした。
声の高さの使い方も本当に勉強になりました。
場転や暗転中の音響もスっと入ってきて緊張感などを切らさずに見れました。
照明も時間帯が1発でわかるし、雨が降っているのか晴れてるのかもわかって本当に凄かったです。
さらに、暗転に切り替わる時に人に当ててるところを少し遅らせたりして魅せているのが綺麗でした。
大道具は、回ったり雨が降ったりなど驚くことばかりでした。高校生であれを作るのは難しいですが、少し真似してみることなどできるので、ぜひ真似してみたいです。(3年女子 Y・K)
今回、この舞台を見させていただけてとてもよかったです。役者さんの演技の自然さや、込められた感情がとても伝わりやすく感じられて一瞬で惹き込まれてしまいました。そして、舞台のセットもまさか回転するとは思わずとても興奮しました。作りがとても細かく、パブの床がいい感じに軋んだり、飲み物が本当に注がれていたり、雨が降っているときなどは一瞬息を飲むほど驚きました。音響の曲調も同じテイストでもその場面にとてもぴったりで、でも舞台を壊していない感じがとても好きでした。照明は、役者さんを見やすく当ててくださっていて暗転する際にメインキャストがほんの少し残ってから消えるのがとても好きでした。今回見させていただいた中で、音響、演技、照明、道具のすべてがとても勉強になりました。これを糧にさらに精進していければと思います。今回は素敵な舞台を見せていただきありがとうございました。(3年女子 I・N)
最初の死刑が執行されるシーンの心が苦しくなる演技で、私の心はグッと引き込まれました。そしてシーンが変わり舞台のセットが回った時の感動と言ったら、今でも忘れられません。身を乗り出して、思わず「わぁ・・・」と声が出てしまいました。バブのセットは、一度いろんな角度で、願わくば近くで見てみたかったです。特にソファの部分、直角のはずの間取りなのに鈍角に造られていて、そこまで考えて造るんだなと大変勉強になりました。2階へ上がる部分も見やすく造られていました。窓の汚しもすごいなぁと見ていました。雨の時のあれはどうなっているのかと考えたら夜も眠れません。あと回る度にパブの裏のセットが変わっていて、物音も聞こえずどうやっているのでしょうか。本当に凄かったです。あそこまで大掛かりなセットは高校演劇では作れないので、1回作ってみたいと憧れます。
今回の劇で好きなところは、ムーニーが首を締められるところです。ほんとうは締まってないとわかってるのに、あぁ死んじゃう、苦しそう、大丈夫かなと、すごくハラハラしました。息が出来なくて声が出なくなっているところなんか、思い出しただけで喉の辺りがきゅうっとなり胃がグッと締め付けられます。それからムーニーの豹変ぶりに、大変怖くなりました。休憩時間に部員と、こぇー・・・と言い合っていました。休憩が終わり劇が再開するとムーニーの掴めないところにまた怖くなりました。シャーリー役の富田さんは自分達と同年代で今回が初舞台で、でも声量も凄いし上手だし、自分も頑張ろうと思いました。
今回学んだことを糧に、これからも精進していきたいと思います。御招待して下さりありがとうございました。(2年女子 I・Y)
様々な視点から学ぶべき所が多く、とても貴重な3時間でありました。
シリアスな内容の台本にも関わらず、笑いを取るところはしっかりと取られていて劇のメリハリがしっかりしているなぁと感じました。
1番印象に残っているのは、やはりシャーリーを誘拐した疑いをかけられていたムーニーの豹変ぶりです。あんなにも優しそうに話していた男が急に雄叫びをあげるように声を大きくしているのを見て、鳥肌がたちました。
最後になりましたが、僕たちも演劇部として、この「ハングマン」から見習うべきところをしっかりと見習い、少しでもプロに近づけるよう日々精進してまいります。本日はありがとうございました。(2年男子 H・H)
「ハングマン」を見て最初に思ったこと、それはとても単純で、「かっこいい!」でした!
今までテレビ越しに見ていた俳優さんを生で、それも彩の国さいたま芸術劇場で見られて本当に感動しました。舞台が始まってからは、役者さんに釘付けでした。間の取り方とか、セリフの言い方、とても勉強になりました!中でもハリー、アリス、シャーリーの親子の会話や、常連客との絡み、ムーニーを殺してしまうシーン、ピアポイントがパブに訪れるシーンは、目が離せませんでした。それに加え、大道具小道具が本当に凄くて、驚きました。パブのビールを注ぐやつとか、ドアの鍵、窓、ムーニーとシドのシーンの窓など細かいところまで凄くて見ていて楽しかったです。
音響と照明に関して、音は、音量も曲のセンスも好きでした。特にF.Oなど綺麗で良かったです。照明さんは、ハリーとシドの取材シーン、役者が動く度に照明が合っていてかっこいいなと思いながら見ていました。ムーニーとシドのシーンの時の雷も凄くかっこよくて好きでした。
今回、「ハングマン」を見させて頂き、とても勉強になりました。今後演劇をするにあたって舞台の使い方など、参考にしたいなと思いました。(2年女子 K・M)
私は高校演劇をやっている身で、この彩の国さいたま芸術劇場にも1度立たせて頂いたことがあるので、尚更伝わってくる凄さがありました。
先ず驚かされたのは高校演劇では再現出来ない舞台装置。特に驚いたのは、セットごと回転して素早く場転できるシステムです。1度ならず何箇所にもなる装置に度肝を抜かれました。そして、窓の汚し、直角ではなく少し開かれた全体が観やすい構造にプロの技を感じました。
また、それに合わせた照明の再現度はとても勉強になりました。昼間と夜間で光の方角が違ったり、鉄格子の影を写すことで観やすくかつ監獄を表現したり、すごく計算されているなと思いました。
そして、役者の発声も重厚感があり聞いていて聞き取りやすさと貫禄がありました。キャラに合わせた声質と仕草も様々で観ていてとても楽しかったです。シャーリー役の富田望生さんは、私とほとんど変わらない年齢にも関わらず、堂々たる演技に感動させられました。
どの役者さんも素晴らしいですが、私一番の推しはムーニーです。シャーリーとの会話の優しくも怪し気な感じと首吊りの喘ぎ声に心奪われました。
プロの演劇は、やはり感激の連続で時が過ぎるのが速かったです。今後芝居をするにあたって良い刺激になりました。このような機会を頂けて大変感謝しております。ありがとうございました。(2年女子 A・K)
このたびは招待していただき本当にありがとうございました。やはりプロの公演からは学ぶことがとてもたくさんありました。演技はもちろんのこと、舞台装置や照明、音響、すべてがハイクオリティで圧倒されました。
演技面で凄いと思ったことは二つあります。一つ目は首を吊られるシーンのリアルさです。本当に死んでしまうのではないかとヒヤヒヤするほどリアルな演技でした。二つ目は舞台装置が回っている間や照明が転換する間でもしっかり演技を続けていたことです。場転の間もその人の生活は続いているんだなあ、と思いました。
音響や照明も素晴らしく、選曲のセンスも素晴らしく、全ての曲が心に刺さってきました。これらを全部含めての「ハングマン」なんだなあと思いました。
とても楽しくて学ぶことがたくさんありました。ありがとうございました!(2年女子 N・H)
客席についた時に舞台装置を見ただけでこの劇は絶対に一筋縄ではいかないだろうと思いました。最初の場面の、罪人が冤罪を主張するが、聞き入れてもらえず、処刑される演技、演出で一気に惹き込まれました。回転する舞台装置、雨の表現、役者の演技力など細部まで凝っていて、圧倒されました。またこのような機会があればぜひ見に行きたいです。(2年女子 W・S)
今回プロの演劇を初めて観劇し、まず1番に高校の演劇とは違うと思ったのは、役者さんのテンポの良さです。話の受け答えがとても自然で、劇の世界観に引き込まれるのがとても早かったです。そして、とにかく声が大きくて、早口のセリフも滑舌がよく聞き取れないところが見つかりませんでした。焦っている場面でも、セリフはしっかり聞こえて、でも焦りを感じさせられ、すごいと思いました。大げさに感情を顔で表現していたところも、高校生との差を感じました。そして、音響がすごく大きいのも驚きました。特に私が注目したのは雨の音で、ただ単に小さい雨の音ではなく、室内で聞こえる雨の音だったのですごくリアルでこだわりを感じました。これらの学んだことは、今後の演劇に取り入れられるところが沢山あると思うので、より良くしていきたいです。(1年女子 K・A)
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またレポートが届きましたらご紹介させていただきます。
舞台「ハングマン」これからご覧になる皆様、どうぞご期待ください!