パルコ・プロデュース 阿呆浪士 あほうろうし

作品概要

• 脚本

  鈴木聡

• 演出

  ラサール石井

• 出演

  戸塚祥太（A.B.C-Z）
  ／福田悠太（ふぉ～ゆ～）
  ／南沢奈央 伊藤純奈（乃木坂 46） 宮崎秋人 堺小春 八幡みゆき 新良エツ子
  ／佐藤誓 おかやまはじめ 松村武
  ／西海健二郎 おおたけこういち 辻大樹 堀田勝 MAEDA 立川ユカ子 安川里奈 木下桜
  ／玉川奈々福／竹内都子／小倉久寛
  ※1/12(日)の東京公演及び、大阪公演については、玉川奈々福に代わり真山隼人（浪曲）・沢村さくら（曲師）が代演。

• 喜劇の名手、鈴木聡の傑作、
  【赤穂浪士】ならぬ、【阿呆浪士】。
  一介の魚屋「八」が、赤穂浪士として討ち入りを果たすまでを
  笑いたっぷり、泪ちょぴりで描く
  エンターテインメント時代劇。

  　喜劇作家・鈴木聡の代表作『阿呆浪士』。劇団「ラッパ屋」の公演として、初演は青山円形劇場で上演、日本人が愛する赤穂浪士のドラマを「巨大な落語」として喜劇的に描いたのが評価され、岸田戯曲賞候補作ともなりました。再演の折には、稀代の浪曲師・国本武春を迎え、シアタートップスを江戸の歌舞伎小屋に大改造して上演、こちらも大いに話題となりました。
   
  　このたび、パルコ・プロデュースとして、この『阿呆浪士』が蘇ります。
  　主役・八を含め、20～30代の若い俳優たちを中心に、青春物語の側面をフィーチャーしておとどけいたします。友だちのためのみならず、他人様のために命をも掛けて闘う馬鹿な男たちの生き様を描くことで、SNSでのコミュニケーションが主になっている現代に生きる（特に若い）観客に対して、“人との関わりを持つことは決して怖いことではなく、素敵なこともあるのだ”というメッセージになればと思います。
  　演出には、現在の演劇界において、真のエンタテイメントを表現できる屈指の演出家、読売演劇賞優秀演出家賞受賞の実績も持つラサール石井を迎えます。鈴木聡とは『燃えよ剣』『その男』という2本のスケールの大きな時代劇でタッグを組み好評を得ました。
  　パルコ・プロデュース『阿呆浪士』は、来春1月、鈴木聡×ラサール石井により、最上のエンターテインメント時代劇としてお贈りいたします！
  

• <あらすじ>

  　時は元禄。
  　とある長屋に住む魚屋の八（はち）は、ある日ひょんな取り違いから赤穂浪士の血判状を手にしてしまう。お調子者の八は、長屋小町のお直の気を引きたい一心で、自分が本物の赤穂浪士だ、と嘘をついてしまう。
  　一方、大石内蔵助は、風車売りに身をやつし、飄々と暮らしている。大石内蔵助の娘・すずは、いつまでも討ち入りを決行しない父に業を煮やして赤穂から江戸に乗りこんで来る。すずは、お調子者の八を利用し、集まってきたニセモノの赤穂浪士たちと討ち入りを決行しようとするが・・・。
   
  赤穂浪士は赤穂の殿様に忠臣したが、阿呆浪士は阿呆の神様に忠臣する。
  武士道でもない、意地でもない。
  ノリよく、楽しく、正直に、あっぱれ散った、花の元禄。
  乞御期待、『阿呆浪士』。
  

• <登場人物>

  八（棒手振りの魚屋） 　　　　・・・ 戸塚祥太（A.B.C-Z）
  
  田中貞四郎（赤穂浪士の一人） ・・・ 福田悠太（ふぉ～ゆ～）
   
  お直（長屋小町）　　　　　　 ・・・ 南沢奈央
  大石すず（大石内蔵助の娘）　 ・・・ 伊藤純奈（乃木坂 46）
  スカピン（浪人・八の友人）　 ・・・ 宮崎秋人
  お幸（八の女房） 　　　　　　・・・ 堺小春
  喜多川（吉原の花魁）　　　　 ・・・ 八幡みゆき
  お熊（吉原の遣手）　　　　　 ・・・ 新良エツ子
   
  黒兵衛（赤穂浪士）　　　　　 ・・・ 佐藤誓
  一八＆吉良上野介（太鼓持ち・八の友人） ・・・ おかやまはじめ
  元禄堂長太（瓦版屋）　　　　 ・・・ 松村武
   
  浪士たち ほか 　　　　　　　・・・ 西海健二郎
  　　　　　　　　　　　　　　　　　おおたけこういち
  　　　　　　　　　　　　　　　　　辻大樹
  　　　　　　　　　　　　　　　　　堀田勝
  　　　　　　　　　　　　　　　　　MAEDA
  　　　　　　　　　　　　　　　　　立川ユカ子
  　　　　　　　　　　　　　　　　　安川里奈
  　　　　　　　　　　　　　　　　　木下桜
  
  唸り屋三味蔵 　　　　　　　・・・ 玉川奈々福
  　※1/12（日）、大阪公演については、真山隼人（浪曲）・沢村さくら（曲師）が代演。
   
  おかね（喜多川の母親）　　 ・・・ 竹内都子
  
  大石内蔵助 　　　　　　　　・・・ 小倉久寛
  

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• ＜「阿呆浪士」開幕直前囲み会見が行われました！＞

  「阿呆浪士」開幕直前囲み会見が行われました！
  フォトセッションの写真とコメントが到着！
  
  戸塚祥太　コメント
  僕は、酒と女にだらしない野暮な男、という魚屋の八を演じます。この作品は稽古場から笑いが絶えませんでした。各所に笑いがちりばめられていますし、観る方によってポイントも様々で色々な楽しみ方をしていただけると思います。僕も自分が出ていないシーンの稽古は見入ってしまって、切り替えが大変でした。正月は実家でおせちやお雑煮を食べたりして過ごし、カウントダウンの後にお参りにも行ってきました。2020年の最高の幕開けをこの舞台で味わって欲しいですね。「阿呆浪士」で盛り上がっていただきたいと思います。
   
  福田悠太　コメント
  僕は八とは真逆の野暮ではなく真面目な赤穂浪士の田中貞四郎を演じます。僕は普段から真面目なので…(笑)。こうして着物を着ていると正月らしいなと思います。正月は甥っ子たちに兄貴よりも少し多くお年玉を配りました。お参りの後は僕たちふぉ～ゆ～は電車で帰りました、一年中ずっと一緒にいるんです。僕が稽古に入ったときにはみんなセリフなど入っていて後は僕が阿呆になれればいいという環境だったので素敵でした。
   
  小倉久寛　コメント
  僕は大石内蔵助です、この風車屋の衣装は世を忍ぶ仮の姿です。ふらふらしているところは普段の僕とそんなに差がないんですが、最後はカッコいい！！あ、これは言ってはダメか…(笑）。僕はハードルを下げて下げて、下げたにもかかわらずくぐって生きているので(笑)。稽古中はセリフなどしっかり入っているとっつーと福ちゃんの2人にしっかり引っ張っていってもらいました。
   
  ラサール石井（演出）コメント
  今日は旧暦で討ち入りだった12月14日であることを奈々福さんに教えて頂きました。今日は少し雨が降っていますが、これが雪に変われば…ちょうどいい雰囲気が出るかなと。この作品には笑いといってもギャグっぽい笑いではなくてにじみ出る人間のおかしさのような笑いがあります。最後には泣けると思います。戸塚君には今までやったことのないことをやってもらっていますので楽しみにしていてください。舞台の中で奈々福さんが出てくるタイミングでうちわやペンライトがOKなシーンが本編で２か所、そしてカーテンコールの計3か所あります。持ってない方の為に劇場でうちわの貸し出しもしているので江戸の芝居小屋の一座を応援する気持ちで参加してください、お祭りです。