パルコ・プロデュース 2024
PARCO劇場スペシャル版
カタシロ~Relive vol.1~

作品概要

  • 脚本・演出

    ディズム
  • 出演

    医者役:ディズム
    患者役:白石加代子 七海ひろき 木村達成 立川志らく いとうせいこう 足立梨花 伊藤理々杏 エル・デスペラード 尾上右近 スギちゃん 紅ゆずる 安元洋貴
    もう一人の患者役:相羽あいな 堰代ミコ 藍月なくる える 健屋花那 千春 周央サンゴ
    ※公演回毎に「患者役」「もう一人の患者役」が異なります。出演日を必ず事前にご確認ください。
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  • 究極の「即興劇」体験をTRPGで!
    <演技>と<素の自分>の間で生まれる「答え」
    出演者すらも知らない一度限りの物語が劇場で体感できる

    PARCO劇場に、TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)の名作シナリオ「カタシロ」が初登場!プレイヤー同士で会話しながら物語を進めていく対話型のテーブルゲーム、“大人のごっこ遊び”とも呼ばれるこのTRPGを、舞台上で出演者が生身でプレイすることで、リアルでスペシャルな体験をお届けします。
     
    ゲーム×演劇という新たな挑戦!

    パルコのゲーム専門チームPARCO GAMESと演劇を中心に舞台作品を制作するPARCO劇場のチームで贈る本作。「TRPGを劇場で楽しんでいただく」という新たな挑戦が始まります。ゲームと演劇という一見遠いところにあるような領域の異業種コラボですが、エンタテインメントとしての親和性の高さに注目しました。
     
    そのパートナーは、演出家・脚本家・YouTuberとして活躍し、本年はミステリー舞台『AGASA』の脚本も務めたディズム。今回のシナリオ「カタシロ」の作者で、ゲームマスター(進行役)となる「医者」を全公演通して演じます。「カタシロ」はシナリオが約4万冊売れており、YouTubeでのプレイ動画再生数は全ての回を合計すると500万回再生に到達したTRPGの大人気作。プレイヤーだけでなく、プレイヤー同士の会話を見ている人も楽しめる内容で、一度プレイすると他の人のプレイ動画を見たくなる特徴のある作品です。現在までに舞台版の無観客生配信や映画版の上映も行われ、映画版「カタシロ Replica」の限定上映は10分で即完しました。
     
    出演者も観客も劇場でしか味わえない一生に一度きりのスペシャルな体験!
     
    「カタシロ」の特徴は「一度内容を知ってしまうと、患者役としては出演できない」ということ。今回の患者役の出演者たちもシナリオの全貌を、まったく知らないまま舞台に臨みます。会話をしていく中で知らず知らずのうちに素の自分が明かされ、展開も結末もその人次第。一度限りの物語が劇場という場でリアルタイムに生み出されます。今回は、これまでの「カタシロ」とは違い、事後の映像配信は一切ありません。小さなテーブルを飛び出して劇場という大きなテーブルで、リアルタイムでプレイされる本作は、これまでのT(テーブルトーク)RPGとは一味違うT(シアタートーク)RPGとも呼べる作品になることでしょう。出演者にとっても観客にとっても、一度きり。この瞬間はもう二度と来ない!というスペシャルな体験にぜひご期待ください。
     
    記念すべき初回に登場する多彩な出演者!
     
    記念すべき初回には、様々なフィールドで活躍する下記12名の豪華ゲストが、患者役として集結しました!
    トップバッターを飾るのは、御年83歳を迎え日本を代表する女優・白石加代子。自身のライフワークともしていた「百物語シリーズ」を終え、ニュー白石加代子として挑む1作目に、この「カタシロ」を選びました。新たな挑戦に年齢は関係ない!という白石が、舞台という大きなテーブルで繰り広げる「台本なしの会話劇」に、ぜひご期待ください!
     
    もう一人の患者役には「カタシロ」経験者の声優・ライバーたちを迎え、百戦錬磨のディズムが医者役として進行し、果たしてどのような展開が待ち受けるのか……!!多方面の第一線で活躍する各ゲストとのセッションを、毎日それぞれ見比べるのも、本企画の大きな楽しみです。
     
    さらに全公演、本編の終了後にアフタートークを開催いたします。「カタシロ」の体験を終えたばかりの出演者たちと一緒に印象に残ったシーンを振り返ったり深掘りしたりと、本編とあわせてご覧いただくことでさらにお楽しみいただける構成となっています。 
     
    画像<患者役>
    白石加代子 七海ひろき 木村達成 立川志らく
    いとうせいこう 足立梨花 伊藤理々杏 エル・デスペラード
    尾上右近 スギちゃん 紅ゆずる 安元洋貴

    <もう一人の患者役>
    相羽あいな 堰代ミコ 藍月なくる える
    健屋花那 千春 周央サンゴ

     
     
    <TRPGとは>
    テーブルトーク・ロールプレイングゲームの略。
    各プレイヤーが自分で作ったキャラクターを演じ、プレイヤー同士で会話しながら物語を勧めていく対話型のゲーム。ゲーム機などのコンピュータを使わずに、紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ。
     
    <「カタシロ」概要>
    ――あなたは誰ですか?
    この問いに、人は名前を、もしくは職業を答えるかもしれません。
    ではその2つを奪われたとしたら。自らを示すものが何もない状態で、あなたは自分を称して何と答えるでしょうか。
    『カタシロ』はそんな問いから始まる、あなたの人生の物語です。
     
    出演者は冒頭、記憶を失った “患者” として登場します。そこに “医者” が現れ、互いに話をしながら、ストーリーを進めます。
    ミステリアスかつプレイヤーの内面に真正面から切り込んでくる内容は、多くの出演者たちを悩ませ、考えさせ、そして何かしらの「答え」を出すことになります。
    その答えこそが、普段は目を背けがちな自らの人生をも問い直すことへと繋がり、エンターテインメントでありながらも様々な感情を出演者・観客の中に呼び起こします。
  • ▼脚本・演出ディズムよりのコメント

    その人が何者なのか、ひょんなことからうかがい知る瞬間。こんな人だと思っていたら、そんな面もあったのかと思えるやり取り。普段の会話ではたどり着けない、場があるからこそ引き出せる本音。ありがたいことにそういったものを、目の前で見れる機会をいただけることになりました。今回は映像にも残らないので、その場にいた人しか目撃することができません。取り扱いを間違えればとんでもないことになりそうな、ある種の即興舞台をお見逃しなく。
    『カタシロ』が!有観客で!!舞台化!!!!やった!!!!!!!!!
     
     

    ▼出演者プロフィール

     【医者役】
     

    ディズム

    演出家・脚本家、シナリオライター、YouTuber。代表作「カタシロ」は舞台化・映画化を果たす。他にも「冒涜都市Z~魔境の探検家たち~」「ロールシャッハシンドローム」「狂気山脈単独登頂」を舞台化。2024年に開催したノ―ミーツとテレビ朝日が企画・制作するミステリー舞台『AGASA』の脚本を担当、他にもNintendo Switchのゲームシナリオを担当するなど、幅広く活動している。


     
    【患者役】
     

    白石加代子(俳優)

    1941年、東京都生まれ。1967年に早稲田小劇場(現:SCOT)へ入団後、鈴木忠志氏演出の『劇的なるものをめぐってII』、『トロイアの女』などで世界80都市を巡演し、ピーター・ブルックに「火を噴くドラゴン」と称賛される。
    1989年SCOT退団後は、蜷川幸雄氏演出作品にも多く出演し、映画やTVなどでも幅広く活躍。
    1993年、1996年に読売演劇大賞優秀女優賞、2001年に芸術選奨文部科学大臣賞受賞。05年春の叙勲で紫綬褒章受章。
    2023年、演劇界からは初の日本芸術院会員に選出。



    七海ひろき(俳優)

    宝塚歌劇団を退団後、俳優、声優、歌手として多方面で活動。
    主な出演作として、ドラマ「合コンに行ったら女がいなかった話」蘇芳役、『舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語』歌仙兼定役、舞台『サイボーグ009』009/島村ジョー役、ミュージカル『七色いんこ』七色いんこ役など。また、声優としては、TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」アビス・レイザー役、「烏は主を選ばない」浜木綿役、「戦国妖狐 千魔混沌編」千夜役、ゲームアプリ「ポケモンマスターズ EX」オモダカ役など、幅広い役柄の声を担当している。



    木村達成(俳優)

    2012年『テニスの王子様』でデビュー。ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』などの作品で注目を集め、18年『ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~』でグランドミュージカル初出演。20年『銀河鉄道の夜2020』(白井晃演出)で初主演、以降舞台に『ジャック・ザ・リッパー』『セツアンの善人』(白井晃演出)『SLAPSTICKS』(三浦直之演出)『四月は君の嘘』(上田一豪演出)『血の婚礼』(杉原邦生演出)『マチルダ』(マシュー・ウォーカス演出)『新ハムレット』(五戸真理枝演出)『スリル・ミー』(栗山民也演出)、ドラマ「オールドファッションカップケーキ」、現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」には三条天皇役で出演中。


    立川志らく(落語家)

    1963年8月16日東京都生まれ。
    1985年10月立川談志に入門、88年二つ目昇進、95年真打昇進し、2025年には落語家40周年を迎える。
    落語家以外にも、映画監督(日本映画監督協会所属)、映画評論家、劇団「下町ダニーローズ」主宰、TVコメンテーターなどで活躍中。TBS「Eye Love You」(2024)、映画『夏目アラタの結婚』(2024)など、近年俳優業にも活動の幅を広げている。



    いとうせいこう(作家)

    1961年生まれ、東京都出身。1988年に小説「ノーライフキング」でデビュー。
    1999年、「ボタニカル・ライフ」で第15回講談社エッセイ賞受賞、「想像ラジオ」で第35回野間文芸新人賞受賞。近著に「鼻に挟み撃ち」 「「国境なき医師団」を見に行く」「小説禁止令に賛同する」「今夜、笑いの数を数えましょう」「ど忘れ書道」「ガザ、西岸地区、アンマン」「福島モノローグ」「われらの牧野富太郎!」「今すぐ知りたい日本の電力」「ラジオご歓談!爆笑傑作選」「東北モノローグ」などがある。みうらじゅんとは共作「見仏記」で新たな仏像の鑑賞を発信し、武道館を超満員にするほどの大人気イベント「ザ・スライドショー」をプロデュースする。現在はnoteで「ラジオご歓談!」「見仏記」を配信中。音楽活動においては日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめ、日本語ラップの先駆者の一人である。現在は、ロロロ(クチロロ)、いとうせいこう is the poetで活動。テレビのレギュラー出演に「ビットワールド」(Eテレ)、「楽しく学ぶ!世界動画ニュース」「フリースタイル日本統一」(テレビ朝日)などがある。



    足立梨花(俳優・タレント)

    第 32 回ホリプロタレントスカウトキャラバン(2007)でグランプリを受賞。 天真爛漫なキャラで様々なバラエティ番組に出演し、NHK 朝ドラ「あまちゃん」で有馬めぐ役を演じ、女優としても注目を集める。以降、TX「大東京トイボックス」(主演)、BS テレ東「噂の女」(2018)、 BS 松竹東急「悪女のすべて」(主演・2022)などに出演。
    また 2010 年より 3 シーズンに渡り「J リーグ特命 PR 部女子マネージャー」を務め J リーグの魅力をアピールし、2013 年より「J リーグ名誉女子マネージャー」に就任した。



    伊藤理々杏(乃木坂46)

    16年9月、乃木坂46の3期生として加入。32thシングル収録曲『さざ波は戻らない』ではセンターに抜擢されるなど、活躍が著しいメンバー。
    主な出演作として、舞台『オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない』、朗読劇『私の頭の中の消しゴム 15th Letter』、『名前を呼んで、もう一度』など、舞台を中心に活躍中。2025年3月上演のミュージカル『東京リベンジャーズ #2 Bloody Halloween』では、橘日向役での出演が控えている。TBSチャンネル1「乃木坂お試し中」番組MCとしてレギュラー出演している他、全国ネットにて放送中の「乃木坂工事中」にもグループとしてレギュラー出演中。



    エル・デスペラード(新日本プロレス)

    新日本プロレス所属プロレスラー。2014年にデビューし、現在はジュニアヘビー級のトップ選手として活躍。
    2024年6月には、自身のプロデュース興行を後楽園ホールにて開催し、大成功を収めた。
    同年9月には『戦隊大失格』ザ・ショーにて舞台に初挑戦するなど、リング外での活動の幅も広げている。
    2025年1月4日に開催される東京ドーム大会では、IWGPジュニアヘビー級王座への挑戦を控える。



    尾上右近(歌舞伎俳優)

    曽祖父は六代目尾上菊五郎。母方の祖父に鶴田浩二。7歳で初舞台。歌舞伎伴奏音楽の清元唄方もつとめる歌舞伎界の二刀流。その活躍は歌舞伎界のみにとどまらず、舞台『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』、ミュージカル『ジャージー・ポーイズ』、その他ドラマ、バラエティー番組、歌番組など多方面にわたる。映画『燃えよ剣』にて第45回日本アカデミ一賞 新人俳優賞受賞。本年は映画『八犬伝』、映画『十一人の賊軍』が公開中。『ライオン・キング:ムファサ』(超実写日本語吹替ムファサ役)の公開と歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』の公演が控えている。


    スギちゃん(芸人)

    1994年デビュー。「R-1ぐらんぷり2012」 準優勝し、「ワイルドだろぉ?」のキャッチフレーズを使ったワイルドネタで大ブレイク。その年の 「ユーキャン新語・流行語大賞」年間大賞受賞する。
    舞台からロケ番組など幅広く活躍するなか、プライベートでは2人の息子を溺愛する良きお父さんだぜぇ。



    紅ゆずる(俳優)

    1982年8月17日生まれ。大阪府出身
    2002年に宝塚歌劇団入団。2016年星組トップスターに就任、2019年退団。現在はテレビ・舞台など多岐に渡って活躍中。MBS「よんチャンTV」金曜レギュラー。
    昨今の出演は、舞台『ゼロ時間へ』(三越劇場、TTホール)、リーディングオーケストラコンサート『雲のむこう、約束の場所』(すみだトリフォニーホール)。また、来年2月には舞台『FOLKER』(大阪 堂島リバーフォーラム)が控えている。



    安元洋貴(声優)

    主な出演作は、「鬼灯の冷徹」鬼灯役、「BLEACH」茶渡泰虎役、「キン肉マン 完璧超人始祖編」バッファローマン役、「アクアマン」アクアマン役など。
    ナレーション活動に加えて、数多くのドラマCD、ゲーム作品などに出演している。



     
    【もう一人の患者役】
     

    相羽あいな(声優)

    10月17日生まれ。大阪府出身。
    2016年より響所属。元女子プロレスラーという異色の経歴を持つ。
    代表出演作は、「BanG Dream!」シリーズ(湊友希那)、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」(西條クロディーヌ)、「魔術士オーフェンはぐれ旅 シリーズ」(ウィノナ)など。
    2024年には、映画『カタシロReplica』にも出演した。



    堰代ミコ(VTuber)

    「にんげんたち、ぼくの使い魔になっちゃう?」
    独創的な世界観でリスナーを虜にする悪魔VTuber。
    様々な声色を使いわけることができ、持ち前の表現力が発揮されるポエトリーリーディングや朗読作品にもファンが多い。
    いたずら好きな一面や愛くるしい素の声、穏やかな空気に包まれた普段の配信とのギャップも魅力。



    藍月なくる(歌手)

    リアルとバーチャルを行き来する、インターネット発のシンガー。透き通る繊細な声が特徴で、幅広いジャンルの楽曲を、表現力豊かに歌い上げる。現在は音楽活動を中心としながら配信活動にも取り組み、活動の幅を広げている。


    える(バーチャルライバー)

    友達が欲しくてこの世界のどこかにある森から上京してきたエルフ。
    お話をするのが好きで、話し始めたら誰にも止められないどんぐりマシンガントーク。
    えるという名前は愛称で、本名はとても長い。



    健屋花那(バーチャルライバー)

    病院で働く女の子。彼女の笑顔で健康になった人は多い。
    世界中の人々を元気付けようと、ライバー活動を始めた。
    不器用で、採血は苦手。



    千春(声優)

    4月10日生まれ。兵庫県出身。
    2021年より響所属。保育士として勤務の経験があり、特技は子供のお世話。
    代表出演作は、「ひろがるスカイ!プリキュア」(早乙女かぐや)、「てんぷる」(月下マリ)、「マッシュル-MASHLE-」(ケイソクモ/少年ウォールバーグ)など。
    2023年には、舞台『ロールシャッハシンドローム』にも出演した。



    周央サンゴ(バーチャルライバー)

    今年度から学院中等部に通い始めた1年生。
    持ち前のおっとりとした雰囲気で、場の空気を和ませる存在。



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