ジーン・ホートン 黒柳 徹子
セシリー・ロブソン(シシー) 阿知波 悟美
レジナルド・パジェット(レジー) 団 時朗
ウィルフレッド・ボンド(ウィルフ) 鶴田 忍
作:ロナルド・ハーウッド 訳:丹野郁弓
演出・美術:高橋昌也
照明:沢田祐二 音響:高橋 巖 衣裳:黒須はな子
ジュエリー・デザイン:森 暁雄 ヘアメイク:河村陽子 ヘアー(黒柳徹子):松田コウイチ
歌唱指導:山本義人 演出助手:前川錬一 舞台監督:岩戸堅一
宣伝美術:和田誠 宣伝:吉田プロモーション
制作:田中希世子・藤井綾子 製作:山崎浩一
主催:テレビ朝日 企画・製作:(株)パルコ
1934年ケープタウン生まれ。王立演劇学校で演技を学び、1953年から1958年まで著名なシェイクスピア俳優・舞台マネージャーのDonald Wolfit(ドナルド・ウォルフィット)の付き人となる。1960年代から脚本家としてキャリアを始め、1980年にロンドンで初演された『ドレッサー』が好評を博し、1984年には映画化。その年の映画賞各賞を受賞。2002年の『戦場のピアニスト』ではロマン・ポランスキーとともにアカデミー脚色賞を受賞。近年も2007年『潜水服は蝶の夢を見る』、2008年『オーストラリア』など話題作の脚本を手がける。
1930年東京生まれ。52年劇団俳優座公演「襤褸(ぼろ)と宝石」で主演デビュー。翌53年劇団新人会設立に参加。劇団四季、文学座、現代演劇協会・劇団雲を経て、75年演劇集団円に参加。俳優、演出家として幅広く活躍する。俳優としての代表作は「動物園物語」(62年・文学座)のジュリー役、「榎本武揚」(67年・雲)の武揚役などの他、映画、テレビ等に多数出演。また70年代後半から演出家としての活動に力を入れ、「建築家とアッシリア皇帝」(75、84年)、「うしろの正面だあれ」(83年)などの別役実作品、シェイクスピア作品など多くの話題作を演出した。87年に銀座セゾン劇場の芸術総監督に就任、99年の閉館まで務めた。在任中に黒柳徹子の主演作品「幸せの背くらべ」(96年読売演劇大賞演出家賞受賞、97年再演)、「ライオンのあとで」(97年)、「マレーネ」(99年)の演出を手がける。その後、パルコ製作となった黒柳徹子主演海外コメディ・シリーズでも、「レティスとラベッジ」(00年)、「ポンコツ車のレディ」(01年)、「ブロンドに首ったけ」(02年)、「幸せの背くらべ」(03年)、「ローズのジレンマ」(04、08年)、「ふたりのカレンダー」(05年)、「ルーマーズ 口から耳へ、耳から口へ」(06、12年)、「リグレッツ・オンリー」(07年)、「ベッドルーム・ファンタジー」(09年)、「33の変奏曲」(10年)、と続けて演出を手がけている。近年は俳優活動も再開し、映画「笑の大学」、「透光の樹」(05年日本映画批評家大賞助演男優賞受賞)、「メゾン・ド・ヒミコ」(05年)、「東南角部屋二階の女」(08年)、「ディア・ドクター」、「空気人形」(09年)や「僕と妻の1778の物語」(11年)などにも出演している。
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東京音楽大学・声楽科を卒業後、NHK放送劇団に入団。飯沢匡作のラジオドラマ「ヤン坊、ニン坊、トン坊」でデビュー。NHK専属のテレビ女優第一号として活躍する。その後文学座研究所、ニューヨークのメリー・ターサイ演劇スタジオで学ぶ。1961年の第一回放送作家協会女優賞をはじめ、数多くの賞を受賞。38年目を迎える日本で初めてのトーク番組「徹子の部屋」では、【同一司会者による番組の最多放送回数】でギネスに登録された。パネラー28年目となるクイズ「世界・ふしぎ発見!」、「ドリーム・プレス社」(06~09年)、「キズナ食堂」(09年)などテレビ番組出演多数。84年にはNHK放送文化賞を、06年には「徹子の部屋」で菊池寛賞を受賞。また著書の「窓ぎわのトットちゃん」は760万部というベストセラーになり、世界35カ国で翻訳されている。その印税による「社会福祉法人トット基金(日本ろう者劇団)」設立や「ナショナル・シアター・オブ・ザ・デフ(アメリカろう者劇団)」招聘協力、ユニセフ親善大使としての各国訪問などの活動にも力を注いでいる。主な舞台に「罠」(64年)、「マカロニ金融」(68、80年)、新劇合同公演「シュバルツの裸の王様」(80年)、「世の中みんなテスト病」(84~87年)、NLT「ニノチカ」(89~98年)、青年劇場「喜劇キュリー夫人」(92年~)、NLT「幸せの背くらべ」(96年~・初演、再演は銀座セゾン劇場)など。銀座セゾン劇場で89年から始まった海外コメディ・シリーズでは、同劇場閉館後シリーズを受け継いだパルコ・プロデュースと併せて27作品に主演している。96年「幸せの背くらべ」と「マスター・クラス」で毎日芸術賞、読売演劇大賞の大賞と最優秀女優賞を受賞した。
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1959年北海道生まれ。日本工学院専門学校演劇課を卒業後、賀原夏子(故人)主宰の劇団NLTに入団。1986年の「レ・ミゼラブル」初演のオーディションでマダム・テナルディエ役に合格。また、ドラマへも次々と出演し、NHK連続テレビ小説「ひらり」では、その個性的な存在感で主人公“ひらり”をいじめる“すみれ”役を演じる。名バイプレイヤーとして、舞台、ドラマ、バラエティと幅広く活動。2010年の「キャンディード」(ジョン・ケアード演出)で読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。劇団公演「佐賀のがばいばあちゃん」(釜昭人演出)では、おさのばあちゃん役で全国150公演以上を行っている。黒柳徹子主演海外コメディ・シリーズへは「幸せの背くらべ」(03年・再々演)、「想い出のカルテット~もう一度唄わせて~」(11年)に続き3度目の出演。舞台出演作品「滅びかけた人類、その愛の本質とは・・・」 (宮本亜門演出)、「華岡青州の妻」(鴨下信一演出)、「モーツァルト!」(小池修一郎演出)、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」(山田和也演出)、「エリザベート」(小池修一郎演出)など。テレビドラマ「コメディ 道中でござる」「純情きらり」(NHK)、「上条麗子の事件推理」(TBS)、「Dr.伊良部一郎」(EX)など。映画「スーパーの女」(伊丹十三)など。
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1949年京都府生まれ。68年資生堂のMG5のCMでセンセーショナルにデビュー。71年TV「帰ってきたウルトラマン」(TBS)で主人公・郷秀樹を演じ、人気を博す。84年片岡孝夫主演の「ハムレット」でフォーティンブラスを演じて以降、活躍の場を舞台に移す。近年は、ロマンスグレイの風貌、確かな演技力でシリアスな役からコミカルな役まで守備範囲は広く、TV、映画でも活躍。黒柳徹子主演海外コメディ・シリーズへは「ブロンドに首ったけ」(02年)、「ふたりのカレンダー」(05年)、「ベッドルーム・ファンタジー」(09年)、「想い出のカルテット~もう一度唄わせて~」(11年)に続いて5度目の出演。舞台出演作品「双頭の鷲」(美輪明宏演出)、「ロミオとジュリエット」(蜷川幸雄演出)、「花迷路」(栗山民也演出)、「マリー・アントワネット」(マキノノゾミ演出)、「ボーイ・フロム・オズ」(演出 Philip WM. McKinley)、「ストーン夫人のローマの春」(ロバート・アラン・アッカーマン演出)、「スリー・ベルズ」(後藤ひろひと作・演出)、「ヴォイツェク」(白井晃演出)など。テレビドラマ「龍馬伝」(NHK)、「不毛地帯」、「泣かないと決めた日」(CX)、「警部補矢部謙三」、「熱海の捜査官」(EX)など。映画「大決戦 超ウルトラマン8兄弟」(八木毅監督)、「カムイ外伝」(崔洋一監督)、「天使の恋」(寒竹ゆり監督)など。
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1946年東京都生まれ。劇団俳優座養成所第16期生。養成所卒業後、俳優座に入団し、若手俳優として活躍。1971年俳優座を退団。安定した演技力で悪役から紳士まで幅広く演じ分け、テレビドラマ、映画を中心に数々の作品に出演している。舞台出演作品「ノイズ・オフ」(宮田慶子演出)、「屋根の上のヴァイオリン弾き」(寺崎秀臣演出)、「最後の恋」(竹邑類演出)、「三婆」(小幡欣治演出)、「王様と私」(山田和也演出)など。黒柳徹子主演海外コメディ・シリーズへは「想い出のカルテット~もう一度唄わせて~」(11年)、「ルーマーズ」(12年)に続き3度目の出演。テレビドラマ「八代将軍吉宗」、「徳川慶喜」(NHK・大河ドラマ)、「レッツゴー!永田町」(NTV)、「大好き!五つ子」、「華麗なる一族」、「家に五女あり」、「朝見光彦~最終章~」(TBS)、「ショムニ」、「恋するトップレディ」、「大奥」、「不毛地帯」、「素直になれなくて」、「泣かないと決めた日」、「霧に棲む悪魔」(CX)、「京都迷宮案内」、「相棒」、「京都地検の女」、「忠臣蔵 音なしの剣」、「歌のおにいさん」、「おみやさん」(EX)、「サギ師リリ子」(TX)など。映画「ミンボーの女」(伊丹十三監督)、「学校Ⅱ」「学校Ⅲ」、「虹をつかむ男」(山田洋二監督)、「ゲゲゲの鬼太郎」(本木克英監督)、「釣りバカ日誌9~」(栗山富夫他)など。