CAST & STAFF
寺山修司(てらやま しゅうじ)【作】
1935年青森生まれ。詩人、劇作家、演出家、映画監督。67年「演劇実験室◎天井棧敷」を設立。世界屈指の前衛劇団として国際的に活躍。代表的舞台に『毛皮のマリー』『奴婢訓』『レミング』。映画監督としても『書を捨てよ町へ出よう』『田園に死す』の他、実験映画も次々に発表。83年、47歳で急逝。寺山の死を境に、日本の前衛演劇は終焉したと言われている。パルコ劇場では、77年『中国の不思議な役人』、79年『 青ひげ公の城』を自身の作・演出で上演。劇場の歴史を語る上で欠かせない伝説的な公演となった。没後も追悼公演として83年『青森県のせむし男』を上演。『 毛皮のマリー』は美輪明宏レパートリーとして繰り返し上演し、観客を魅了し続けている。パルコ劇場開場30周年である2003年には、三上博史主演で『青ひげ公の城』を上演し好評を博した。2009年は、寺山修司27回忌記念として、各地で演劇上演、映画祭、出版、展覧会など、寺山の多才な活動を振り返るイベントが開催される。
白井 晃(しらい あきら)【演出】
大阪府出身。演出家、俳優。1983-2002年にかけて遊◎機械/全自動シアターを主宰。代表作『僕の時間の深呼吸』『ライフレッスン』『こわれた玩具』など、コミカルかつ幻想的な舞台で多くの支持を得た。演出家として独立後は、オペラ、音楽劇から硬質なストレートプレイまで、緻密な舞台演出で評価され、中でもポール・オースター作『ムーン・パレス』『偶然の音楽』やフィリップ・リドリー作『ピッチフォーク・ディズニー』『宇宙でいちばん速い時計』など海外の小説・戯曲を独特の空間構成で演出し好評を博す。また、俳優としても舞台、映像で活躍中。近年の演出作品として『血の婚礼』『三文オペラ』『偶然の音楽』『ピランデッロのヘンリー四世』オペラ『愛の白夜』、出演作では『ア・ラ・カルト』(青山円形劇場)『 オケピ!』(三谷幸喜作・演出)『アンデルセン・プロジェクト』(ロベール・ルパージュ作・演出)『桜姫』(長塚圭史脚本・串田和美演出)など。01,02年と連続して第9回、第10回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。また、05年演出『偶然の音楽』にて平成17年度湯浅芳子賞(脚本部門)受賞。
三宅 純(みやけ じゅん)【音楽】
日野皓正に見出され、バークリー音楽大学に学び、ジャズミュージシャンとして活動開始、時代の盲点をついたアーティスト活動の傍ら作曲家としても頭角を現し、CM、映画、アニメ、ドキュメンタリー、舞台、コンテンポラリーダンス等多くの作品に関わる。2,500作を優に越えるCM作品の中にはカンヌ国際映画祭, デジタルメディア・グランプリ等での受賞作も多数。'96年にはオリバー・ストーンの推薦によりCreative Artists Agency(CAA)と作曲家として正式契約。異種交配を多用した個性的なサウンドは、国際的賞賛を受けている。ジャンルを超越した活動を通じてピナ・バウシュ、ロバート・ウィルソン、フィリップ・ドゥクフレ、ハル・ウィルナー、アート・リンゼイ、デヴィッド・バーン、グレース・ジョーンズ、等、コラボレーション作品も多い。05年秋よりパリに拠点を設け、精力的に活動中。最新アルバム"Stolen from strangers"はフランス、ドイツの音楽誌で「年間ベストアルバム」「音楽批評家大賞」などを受賞。ギャラリーラファイエットの「2009年の男」にも選出された。
三宅純official site: http://www.junmiyake.com/
小野寺修二(おのでら しゅうじ)【振付・出演】
カンパニーデラシネラ主宰、演出家。日本マイム研究所にてマイムを始める。1995年「水と油」を結成、全ての作品の構成演出に関わる。国内外で公演を行い、01年エジンバラフェスティバルフリンジ・ヘラルドエンジェル賞、03年第2回朝日舞台芸術賞寺山修司賞などを受賞。海外9カ国22都市、国内22都市で公演を行う。06年3月活動を休止。同年9月より文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてパリに1年間滞在。
帰国後、08年1〜2月『空白に落ちた男』(主演:首藤康之)を発表。「カンパニーデラシネラ」を立ち上げ、08年3月『Xのフーガ』(神戸アートビレッジセンター、8月フランス・ポーランドへ巡演)、12月『ある女の家』(世田谷パブリックシアター)、09年3月『あらかじめ』(青山円形劇場)を次々に発表。
また振付家として、08年12月『大いなる遺産』(りゅーとぴあ10周年記念ミュージカル)に参加するなど、精力的に活動の幅を広げている。
HP: http://onoderan.jp/
小竹信節(こたけ のぶたか)【舞台美術】
舞台美術家・アートディレクター。1950年東京生まれ。1975年から83年まで演劇実験室『天井桟敷』の美術監督として「奴婢訓」「ノック」「阿呆船」「百年の孤独」など後期寺山修司全作品の舞台美術及び映画美術を担当。その後、ロベール・ルパージュ、蜷川幸雄、白井晃らの演劇からマイケル・ナイマンのオペラ、松田聖子のコンサート・ツアーまで数多くの舞台美術を手掛け、91年度青山ワコール・スパイラル・ホールの芸術監督に就任し、「新機械劇場」、「ムュンヒハウゼン男爵の大冒険」など人間のいない装置のみによる演劇を試みる。造形作家として、フランス・パリ・ポンピドー・センター、アヴィニョンフェスティバルに於けるジャン・ティンゲリーらが参加の「Les Machines Sentimentales/センチメンタル・マシーンズ展」、フランス・ランス市での「Automates et Robots/オートマタとロボット展」など自動機械をテーマとした海外企画展に多数招待出品。平成7年度文化庁芸術家在外派遣研修員として英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー/RSCに於いて1年間研修のためロンドン在住。ニューヨークADC賞、TV・CMでのACC賞、DD年賞優秀賞、読売演劇大賞優秀スタッフ賞など受賞。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科教授。
平幹二朗(ひら みきじろう)
広島県出身。1956年〜68年まで劇団俳優座に所属。舞台を中心に活躍する。代表作に蜷川幸雄演出『王女メディア』『近松心中物語』『NINAGAWAマクベス』(いずれも海外公演あり)、浅利慶太演出『ハムレット』、栗山民也演出『華岡青洲の妻』他多数。パルコ劇場でも『タンゴ・冬の終わりに』、『俊寛』、『 ドレッサー』など名作に出演。60歳の時、シェイクスピア全37作の上演を目指す「幹の会」を立ち上げ、現在10作品を上演している。最近の出演作に『山の巨人たち』、『グリーンフィンガーズ』、『その男』など。近年の映画出演に『オペレッタ狸御殿』、『相棒−劇場版−』、『GOEMON』など。01年、09年読売演劇大賞最優秀男優賞受賞。98年紫綬褒章、05年旭日小綬章受章。
秋山菜津子(あきやま なつこ)
東京都出身。2000年、松尾スズキ作・演出のミュージカル『キレイ〜神様と待ち合わせした女〜』で大注目され、以来、様々なプロデュース公演でひっぱりだこの女優となる。『プルーフ/証明』と『ブルールーム』で紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀女優賞、杉村春子賞、『タンゴ・冬の終わりに』で読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。
近年の主な舞台に、『 青ひげ公の城』、劇団☆新感線『朧の森に棲む鬼』、NODA・MAP『THE BEE』、『 キャバレー』、『死ぬまでの短い時間』、『わが魂は輝く水なり』、『まほろば』、『舞台は夢』、『三文オペラ』、『桜姫』、『怪談 牡丹燈籠』などがある。
岩松 了(いわまつ りょう)
長崎県出身。「自由劇場」、「東京乾電池」を経て、「タ・マニネ公演」等、様々なプロデュース公演で活動。岸田戯曲賞、紀伊国屋演劇賞個人賞、読売文学賞など受賞多数。近年の主な舞台に作・演出・出演作品に『マテリアル・ママ』、『 シェイクスピア・ソナタ』、『羊と兵隊』、作・演出作品に『死ぬまでの短い時間』、『恋する妊婦』、『箱の中の女』など。映像出演も多く、近年の作品に映画『真夜中の弥次さん喜多さん』、『となり町戦争』、『転々』、『インスタント沼』、『たみおのしあわせ』(脚本・監督も)、テレビドラマ『時効警察』、『のだめカンタービレ』、『あしたの、喜多善男』など。
夏未エレナ(なつみ えれな)
東京都出身。2006年、12歳の時にドラマ『先生道・哀愁のハーモニカ先生』で主演デビュー。以後、『佐賀のがばいばあちゃん』、『生徒諸君!』、『本当と嘘とテキーラ』、『男装の麗人・川島芳子の生涯』、『四つの嘘』、『本日も晴れ。異常なし』など、話題のドラマに出演。映画『三十九枚の年賀状』では主演を飾る。CMではロッテ「ガーナミルクチョコレート ひとつだけの母の日篇」に浅田真央、長澤まさみ、石川遼、榮倉奈々という錚々たるメンバーと並んで登場。今夏は音楽の甲子園「閃光ライオット」初代応援ガールに選ばれるなど、今最も注目される美少女である。今作が初舞台となる。
田島優成(たじま ゆうせい)
神奈川県出身。2005年「M−1 甲子園グランプリ大会」関東地区代表という異色の経歴を持つ。06年『硫黄島〜戦場の郵便配達』でドラマデビュー。以後、ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』、『ガリレオ』、『あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった−カウラ捕虜収容所からの大脱走−』、『ROOKIES』、『正義の味方』、『赤い糸』、『ザ・ライバル−サンデーVSマガジン少年週刊誌の闘い−』、『君のせい』、映画『最後の早慶戦』、『赤い糸』などに出演。舞台ではtpt『いさかい』『令嬢ジュリー』で好演し、今後の活躍がますます期待される若手俳優である。
春海四方(はるみ しほう)
東京都出身。「一世風靡セピア」を経て、舞台・映像と幅広く活動。主な舞台出演作品に野田秀樹演出『パンドラの鐘』、蜷川幸雄演出『四谷怪談』、串田和美演出『幽霊はここにいる』、渡辺えり演出『瞼の母』など。映像出演作品に映画『キトキト!』、『ぐるりのこと。』
テレビドラマ『北の国から’02〜遺言〜』、『マイ★ボス マイ★ヒーロー』、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』などがある。
吉田メタル(よしだ めたる)
石川県出身。1992年より「劇団☆新感線」に参加。長身と特技のジャグリングなどで異彩を放つ存在である。劇団公演以外の主な出演作に、ロックオペラ『ハムレット』、ロックミュージカル『ヘアー』、遊◎機械全自動シアター『ノーセンス』『ピッチフォークディズニー』、音楽活劇『レディ・ゾロ』、ミュージカル『ピーターパン』、『空中ブランコ』、リリパットアーミーU『時の男〜higauta』、『 リチャード三世』などがある。
内田淳子(うちだ じゅんこ)
石川県出身。1990年、立命館大学卒業後、劇作家松田正隆らと時空劇場結成。97年解散まで全作品出演。劇団の主な作品に『海と日傘』、『紙屋悦子の青春』など。97年劇団解散後フリーとなり、『月の岬』、『春琴』などに出演。またMONOの水沼健、金替康博とユニット「羊団」を結成し、『水いらずの星』で男女二人芝居を連続上演。第4回、第6回関西現代演劇俳優賞女優賞を受賞。
町田マリー(まちだ まりー)
千葉県出身。立教大学在学中、江本純子と「毛皮族」を旗揚げ、看板女優として活躍。その他、主な舞台出演作にポツドール『激情』、『バーム・イン・ギリヤド』、『黒猫』、演劇企画集団THE・ガジラ『PW』、『ヘッダ・ガブラー』など。映像出演作にテレビドラマ『週間真木よう子』、『白洲次郎』、映画『イエローキッド』、『東京残酷警察』などがある。映画『映画監督になる方法』、『美代子阿佐ヶ谷気分』では主演を務めた。
エミ・エレオノーラ
1992年、世紀末の象徴的バンド「デミセミクエーバー」のボーカリストとしてデビュー。ミュージシャンとしての活動の他、舞台、映画、本の出版、作曲活動など幅広い分野で活躍中。舞台では『 ヘドウィク・アンド・ アングリーインチ』日本版で初代イツァーク役を好演。他に右近健一(劇団☆新感線)主宰のロック・オペレッタ『スパイダース・フロム・キャバレー』、『 トーチソングトリロジー』、『WHITE.REVIEW』、『三文オペラ』、イッセー尾形の音楽劇などへも参加している。
初音映莉子(はつね えりこ)
東京都出身。映画・ドラマ・CMなどの出演と平行して、2005年KERA・MAP『ヤング・マーブル・ジャイアンツ』以降、舞台でも精力的に活動。主な出演作に、劇団、本谷有希子『無理矢理』、『霊感少女ヒドミ』、『混じりあうこと、消えること』、『偶然の音楽』、『あなたと私のやわらかな棘』、『夢をかなえるゾウ』、城山羊の会『新しい男』など。映像出演作に、映画『BOM!』、『うずまき』、テレビドラマ『純情きらり』などがある。
高山のえみ(たかやま のえみ)
東京都出身。性別はニューハーフ。「劇団カブ」に所属、4公演に出演し退団。ショーパブ「六本木金魚」のメインダンサーを経て、舞台活動を再開。独特の雰囲気のある女優として小劇場を中心に活動中。主な出演作にペンギンプルペイルパイルズ『246番地の雰囲気』、ONE OR 8『パレード』、劇団、本谷有希子『ファイナルファンタジー スーパー ノーフラット』、音楽劇『三文オペラ』などがある。日本各地で開催される「ニューハーフディナーショー」にも随時出演中。
吉村華織(よしむら かおり)
ソプラノ歌手。山口県出身。広島大学教育学部音楽科卒業。広島市新人演奏会、広島プロミシングコンサートに出演し、広島交響楽団と共演。第75回日本音楽コンクール声楽部門入選。第19回奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門入選。二期会オペラ研修所51期マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。08年東京二期会が世界的巨匠の演出家ピーター・コンヴィチュニー迎えて上演した『エフゲニ・オネーギン』にてタチアナのアンダースタディをつとめる。これまでに声楽を、奥田誠、平野忠彦の両氏に師事。二期会会員。
岡田あがさ(おかだ あがさ)
埼玉県出身。サックス奏者の父と小説家の母という、アーティスティックな環境に生まれ育つ。2004年より女優活動を開始。07年には自身で脚本を執筆した一人芝居『ワタシガタリ』を上演し話題に。主な舞台出演作に、『1945』、『四色の色鉛筆があれば「純粋記憶再生装置」』、『 ストーン夫人のローマの春』、『見知らぬ乗客−STRANGERS ON A TRAIN』、映像出演作に映画『20世紀少年 最終章』、テレビドラマ『赤い糸』などがある。
佐藤ひでひろ(さとう ひでひろ)
1988年よりパフォーマンス活動を開始。89年から様々なダンスのワークショップに参加、同時にマイムを学ぶ。92年よりマイムアーティスト北京一氏の活動に参加。その後自身のダンスカンパニーを結成し、02年までに10作品を創作する。03年にカンパニーでの活動を終了、より広くパフォーマンス活動を展開する。05年からパフォーマンスシアター「水と油」メンバーである、すがぽんのソロユニット「すがぽん劇場」の演出を担当している。
河内大和(こうち ひろかず)
りゅーとぴあアクターズコースを経て、栗田芳宏氏に師事。栗田芳宏演出『リチャード三世』『カッコーの巣の上を』『モンテ・クリスト伯』等に出演。2004年から始まった「りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ」に参加し、『マクベス』『オセロー』『冬物語』『テンペスト』等、主要メンバーとして活躍中。07年第一回山茶花クラブ賞を授賞した同シリーズ『ハムレット』では、主演を務め好評を博した。昨年『ある女の家』(演出・振付:小野寺修二)にて初の外部出演を果たす。
田村一行(たむら いっこう)
東京都出身「大駱駝艦」所属。‘98年入艦以降、麿赤兒振付・演出の全作品に出演。自身の舞踏振付・演出作品’02年『雑踏のリベルタン』(第34回舞踊批評家協会新人賞受賞)、’08年『血』を発表。’08年度文化庁新進芸術家海外留学制度により、フランスに渡航。他の出演作にジョセフ・ナジ演出『ASOBU』、『風回廊』や、ゲーム『SIREN』シリーズでのモーションアクターなど。国内外を問わず、各方面から注目されている舞踏家である。
奥山 ばらば(おくやま ばらば)
山形県出身「大駱駝艦」所属。’01年に入艦以降、麿赤兒振付・演出の全作品に出演し、壺中天公演にも多数出演。他の出演作にジョセフ・ナジ演出『ASOBU』、『アボルタージュ』、映画『ダメジン』、テレビドラマ『タイガー&ドラゴン』、『時効警察』など。幅広い方面で活躍を見せる舞踏家である。
宮本大路 (みやもと だいろう)【sax】
中学時代、ジャズドラムを森山威男、ジョージ大塚の両氏に師事。高校時代、サックスを富岡和男(N響主席奏者)、村岡健の両氏に師事。Berklee音楽大学出身('76〜'78年)岡本章生とゲイスターズを皮切りに、クールス、マリーン、高橋真梨子、渡辺真知子、鈴木雅之等のサポートの他、三宅純、日野皓正、山下洋輔、また熱帯JAZZ楽団、エリック宮城EMバンド、守屋純子Orch.等にレギュラー参加。これまでリリースしたリーダーアルバムは「クロスカウンター」(セヴンステップス)で3枚。「ピンクボンゴ」(六粋堂)で3枚、ソロアルバム「The Master」(セヴンステップス)の計7枚発売中。主な著書に「Dairo's Jazz Workshop〜インプロヴィゼーションの理論と実践」「Dairo's Jazz Workshop〜インプロヴィゼーションのためのトレーニング」(株・サーベル社発行)も好評発売中。
http://dairo-shirobari.com
スティーヴ エトウ【perc】
1958年、筝曲家の衛藤公雄の次男としてロサンゼルスで生まれる。弟は和太鼓奏者のレナード衛藤。1964年来日。 80年代よりバンド活動を始め、爆風銃(バップガン)、PINK、PUGSなどのバンドで活躍。 PUGSはU.Sデビューを果たし、全米ツアーやカレッジ・チャートへのチャートインも。プロとしては小泉今日子のデビューツアーから始まって、藤井尚之、COMPLEX、吉川晃司、三波春夫、三上博史、藤井フミヤ、及川光博、渡辺美里、大黒摩季、堂本 剛、布袋寅泰などさまざまなアーティストをサポート。20年近く活動するデミセミクエーバーやデッチ上げバンドの二枚舌を継続させつつ、自作自演の映像を背負ってのソロ・ライヴも活発。2009年2月 22日には、2000平米という広大な空間を持つ横浜大さん橋ホールにて完全ソロ・パフォーマンス「横浜ヒトリエンナーレ」を開催した。演劇での音楽参加は、サイケ歌舞伎 『月食』(宮本亜門演出)、『セツアンの善人』(串田和美演出)、『イッセー尾形の歌も芝居もモダン焼き』等々。
http://www.steve.vc/
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