ミュージカル「おとこたち」観劇レポート到着!(4/4 更新)

ミュージカル「おとこたち」観劇レポート到着!(4/4 更新)

2023年3月17日(金)

ミュージカル「おとこたち」がPARCO劇場にて絶賛上演中です!

今回、スマホアプリ「パルステ!」会員の中から選ばれた観劇レポーターの皆様より頂戴したレポートを、随時ご紹介させていただきます。
 
※3/23に ミルティ さんのレポートを追加掲載しました!
※3/27に はっしー さんのレポートを追加掲載しました!
※3/31に 推しは74ちゃい さん、けい さん、まりも さんのレポートを追加掲載しました!
※4/4に ぷんさん さんのレポートを追加掲載しました!

NEW!

 
バンド、小劇場、お笑い、ミュージカル。
出演者4人の「おとこたち」のこれまでのキャリアが集結した秀逸の作品。
登場人物である「おとこたち」の生き様に自分も投影することもできる。
出演者である「おとこたち」の生き様に自分を投影することもできる。
劇中のナンバーは様々な葛藤に踠きながら毎日を生きている、
世の中の愛すべき「おとこたち」の応援歌であり鎮魂歌のように感じた。
 
ぷんさん さん
 

 
ユースケ・サンタマリアさんの客席まで巻き込む楽しいトークから始まり、気がつくと舞台は老人ホーム。80代から20代に遡り、4人のおとこたちの人生を笑いと複雑な思いで描いています。
笑いの場面も多いのですが、親子関係や夫婦関係などでは誰もが目にする切ない思いなども描かれています。
 
この作品はミュージカルですが、派手なものはなく、演者さんがセリフからそのまま歌う、他とは違った新しいミュージカルのような感じがしました。
個性的な演者さんによる歌はどれも素晴らしく、特に橋本さとしさん、吉原光夫さんによる歌は安心感さえ感じさせてくれます。
大原櫻子ちゃんは様々な役を上手にこなし、可愛らしく、伸びやかな歌声はとても印象的でした。
 
舞台中央奥の2人のミュージシャンによる生演奏は2人でしているとは思えないほど多様でした。時折演者さんに手を振るなどお芝居にも参加している様子が楽しさを増してくれました。
上下高さのある円形の舞台では一度に複数の場面を展開でき、くるくると演者さんが円上を回りながらするお芝居もとても楽しいものでした。
 
普通のミュージカルとは一味も二味も違いますが、心に響く舞台でした。
今回は観劇レポーターとして1人で観劇しましたが、いつも一緒に観ている娘にもおすすめして、感想を話し合いたいと思いました。(1人での観劇も好きですが観劇後感想を言い合える人と観る方が舞台がより面白く感じます)
岩井秀人&前野健太ミュージカル、素晴らしかったです。
 
まりも さん
 

 
4人のおとこたちの22歳から80代までをリアルに描いたミュージカル。
ユースケさんと藤井さんが出ているから、当然コメディだろうと思って観に行きました。アドリブなのか予定調和なのかわからないユースケさんの前説に始まり(ここから物語の世界への導入の仕方が素晴らしかった)、笑えるシーンはいっぱいあったけれど、親となり老いていく人生後半戦は切なかった…。
鈴木に子供が生まれるくらいまでの若い頃はおとこたちの姿を自分に重ねて、定年を迎えた辺りからは父や母を思い浮かべながら、また鈴木の息子の気持ちにも共感しながら観ていました。
革命も戦争も起こらない、身分違いの恋もない。だけどすごく心に残る作品でした 観終わって2日たった今もあのおとこたちは今日どうやって過ごしてるかな?と、ちょっと考える。まるで同級生のように。
あぁ、ダメなところがいっぱいあるおとこたちが愛おしい!
 
けい さん
 

 
とてもPARCOらしい、ウィットに富んでいて
エンタメっぽいミュージカルだった。非常に満足度が高い観劇体験のひととき。
 
何より、出演者全員があて書きなのか?と思ってしまうほどハマり役で説得力があるのに加えて
ミュージカルに欠かせない要素の歌うまさん揃い。泣いて笑って2時間半があっという間。
作・演出の岩井秀人さん、何かでお名前知ってるなぁと思ったら、いきなり本読みの方でした。
あの企画、面白かったなー、あの演出家さんがリアルにお芝居やったらどんな感じなんだろう?
というのも興味深く。お稽古中に色々試したりしてたのかしら?と想像するのも楽しく。
好みなタイプの演出家さんだったので、今度は他の作品も観てみたいな、とも。
 
吉原光夫さんのよく響くゆたかな声をこのキャパで聴ける贅沢さにうっとりし
大原櫻子さんは(最近ちょっと難しいストレートプレイが続いたけど)本領発揮の
チャーミングな女の子をドンピシャな演技と歌で演じていて、そうそう、これが観たかったのよ、な感じ。
橋本さとしさんは、絶対女の敵なキャラなのに、どこか憎めない愛され要素がダダ漏れなお芝居がさすが。
そして本当にお笑いの人なのか?といつも劇場で見るたびに思う藤井隆さん、生身の人間が演じているわけなのだけど
演じてる役のリアルな姿が想像できる演技がすごかった。
川上友里さん、ミュージカルほぼ初参加?という割にこの歌うま集団の中で違和感なくきっちり歌いきってて尊敬。
何より、冒頭からずーっと出ずっぱりなユースケ・サンタマリアさん、面白かったー。
映像のイメージの方が強いけれど、舞台でもちっとも違和感なくて引き込まれる演技。
特にオープニングのつかみから本編に入るところのシームレス加減が絶妙で、どこまでアドリブなのか?もっと他の公演も見てみたくなる。
 
ミュージカル、ということで舞台後方の見えるところにミュージシャンお二人がいて
生で伴奏やBGMを演奏しているのだけど、曲のジャンルも色々なんだけど
同じ編成でライブでずっとやってるので舞台との一体感、ライブ感が楽しい。
鍵盤の佐山こうたさん、ベースの種石さんを見やったり、ステージの様子を伺いながら合わせたりしている姿に
お父様のライブの時の様子が重なって、最後ちょっと泣けてきた。
 
客席大盛り上がりで、何度もカテコ、最後はスタオベでお見送り。
楽しい観劇体験でした。
フライヤーのデザインがちょっと分かりにくいのが残念だったかなー。
この作品、普段ミュージカル見ない男性のお客さんにも楽しんでもらえると思うけれど
あのフライヤ渡して「これ観てみない?」とはちょっと、、、。そこだけ個人的には勿体無かったな。
 
推しは74ちゃい さん
 

 
ユースケ・サンタマリアの楽しいMCから始まり、時折観客を巻込みながら進む4人の男の物語に引込まれ、充実した時間があっという間に過ぎていました。
楽しく笑わせる展開の中に、社会問題(?)も散りばめられ、人生の楽しさ・難しさを考えさせられる作品でした。
出演者の一人何役も演じる演技は素晴らしく、歌唱の良さと相まって舞台に引込まれました。
 
はっしー さん
 

 
ミュージカルとタイトルにあるが、バリバリのミュージカルは正直、ちょっと苦手意識があった。しかし、舞台が始まり、曲と演者による歌が始まると自然にリズムをとる自分がいた。ミュージカルらしくない、ミュージカルと、アフタートークでも大原櫻子さんも話していた。まさにそのとおりだった。自然に入り込めるライト?ミュージカルのような感じを受けた。
今回、ファンである藤井隆さんが一番の目当てだったのが観劇のきっかけだったが、歌はもちろん、リズミカルなダンスを披露する藤井さんは期待を裏切らなかった。でも、吉原さんや橋本さんの体の芯に響いてくる歌声、大原さんの声量を活かした伸びのある歌声に感動した。
ミュージカルに欠かせない舞台音楽は、場面場面ごとにとてもマッチしていて、二人だけで演奏しているようにはとても思えなかったほど!
おとこたちの人生を描いていたが、ちょっと切実に感じたのが森田とその息子の関係性。父親である森田は、息子には反発され、味方であるはずの奥さんは息子の味方につき、家族の中の孤独を味わう。現実社会でもあり得るであろう話でもあり、森田が気の毒になった。
4人のおとこたちのそれぞれの生きざま、もう一度見たくなった。
 
ミルティ さん
 

 
始まりかたがとても面白かったです。
ユースケ・サンタマリアさんが舞台に出てきて、携帯電話の電源のことや、飲食に関する注意をしながら楽しませてくれて、最後に曲紹介で舞台上手側を指し、それにつられて視線を移し戻した時には、そこはもう老人ホームに変わっていて物語は始まっていました。その一瞬の変化が楽しく、これからどうなっていくのだろうとわくわくしました。
 
しかし、どちらかというと共感できないタイプの男たちが次々と4人も登場し、その青年期から老年期までを何度もいえない気持ちで見守ることとなりました。
明日は我が身かも‥と、あまり後味のいいとは言えない物語でしたが、そういう人生もあるかもしれないと思いながら楽しませていただきました。
 
歌声がとても良かったです。言葉もハッキリと聞こえてきましたし、心が乗った歌声は心を揺さぶりました。
ありがとうございました。
 
りの さん
 

 
男たちの人生(一生)を見て、我が身を思った。最初と最後の老人ホームのシーンは切ない。私も前期高齢者、そう遠くない未来だから、身につまされる。
ユースケ・サンタマリアさんのゆるい前説から始まる。昼夜2ステージがある最初の日だから愚痴も。昼やってまた夜だから、そりゃ大変だろう。歌も歌わなきゃだし。

美術がいい。コンパクトで機能的。脚の長さが違う長テーブルは、ベッドにもなる。かなり傾いたベッドのシーンでは滑り落ちないか心配もしたけど。役者は、舞台で美術の担当までしていろいろと忙しそうだ。
ミュージカル「おとこたち」だけど、一般的なミュージカルのイメージとはちょっと違う。煌びやかさはないし、前野健太さんの音楽は庶民的。この芝居にあってるし、舞台中央での2人の演奏もよかった。重く暗くなりがちな内容だから、音楽で救われた。

6人の役者の皆様、複数(年齢を重ねるし)の役をこなし、高らかに歌い、縦横無尽に動いて、さらに舞台上での着替えなど、本当に大変。でも、ベテランで達者な方たちだから安心して楽しめた。
そして、大原櫻子さんが可愛い。可憐で素敵な歌声。際どい台詞が気の毒に思えた。
岩井秀人さんと前野健太さんは、「なむはむだはむ」のお二人。子供の発想を受け入れる優しい眼差しがこの芝居にも溢れている。認めてもらえるってほっとします。
 
ヒッキー さん
 

 
皆様、ご来場とレポートありがとうございました。またのご応募をスタッフ一同心よりお待ちしております!
ミュージカル「おとこたち」は2023年4月2日(日)までまでPARCO劇場にて上演中です。
その後は、大阪、福岡にて上演いたします。

詳細は下記作品ページより各公演ページをご覧くださいませ。
https://stage.parco.jp/program/otokotachi
 
沢山のご来場お待ちしております!

作品ページへ

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