ラヴ・レターズ ～2024 Summer Special～

作品概要

• 作

  A.R.ガーニー

• 訳

  青井陽治

• 演出

  藤田俊太郎

• 出演

  6月17日(月)19:00開演　山内圭哉 ＆ 美弥るりか
  6月24日(月)19:00開演　飯田洋輔 ＆ 伶美うらら

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• どんなカップルにも“必ず奇跡が起こる”と言われる、愛の朗読劇の金字塔。

  本作「ラヴ・レターズ」は、近年日本で上演されることが多い朗読劇の先駆けとなった名作です。
  1989年にニューヨークで初演され、世界中で静かなブームを起こしていたこの作品を、PARCO劇場は1990年8月、いち早く日本初演し、以来33年間、継続して上演をしてきました。この間、年齢も個性も異なる様々なカップル、延べ523組（再演を含む延べ）が、一つの台本を読み続けています。
   
  初演以来、翻訳・演出家として、本作品の立役者であり続けた青井陽治が2017年に逝去し、同年からは藤田俊太郎が演出を引き継ぎました。「ラビット・ホール」（23）、「ラグタイム」（23）の演出により第31回読売演劇大賞 大賞・最優秀演出家賞を受賞するなど今最も注目を集める演出家の一人である藤田俊太郎は、青井陽治の演出を大切にしながらも、「ラヴ・レターズ」の新たなページを紡いでいます。
   
  俳優だけでなくアーティスト、芸人、声優、映画監督、アナウンサー、アートディレクターなど様々なキャスト、様々な組み合わせで、常に新たな感動を生み出す「ラヴ・レターズ」。”演じる”のではなく”読む”という表現は、読み手の人生をも反映し、読んでいる本人にも思いもかけないような感情が発露します。そして、その感情は毎回異なる言葉の響きを生み、かけがえのない１回きりの表現としてきらめき、観客の胸を真に打つのです。俳優にとっても観客にとっても一度限り、毎回異なる予想できない新たな感動を生むこの作品は、本作演出家の藤田俊太郎曰く、「どんなカップルにも必ず”奇跡”が訪れる作品」。配信もなく、劇場に足を運んでくださった方とキャストの二人、親密な空間の中で分かち合う”奇跡”に、どうぞ引き続きご期待下さい。 
   
  

  2024年初夏の「ラヴ・レターズ」では、舞台で大活躍の多彩なキャストが競演！

  6月17日には、演出家たちからの信頼が厚く、PARCO劇場を含め数々の舞台に立ち続け、映画、ドラマでも個性的な印象を残す山内圭哉が満を持して初登場。そして、宝塚歌劇団では男役だけでなく幅広い役柄を演じ活躍、退団後は音楽劇「クラウディア」（22）、舞台「キングダム」（23）などへの出演の他、ライブ、ファッション、ビューティーなどへも活動のフィールドを広げている美弥るりかが出演。
   
  6月24日は、劇団四季在籍中に「キャッツ」、「オペラ座の怪人」、「美女と野獣」など名作ミュージカルでメインキャストを演じ、昨年末の退団後はライブなどで精力的に活動を続け、今後の更なる活躍が期待される飯田洋輔と、宝塚歌劇団在籍中は多数のヒロインを演じ、退団後はミュージカル「るろうに剣心　京都編」（22）、ミュージカル・ショー「SEVEN-西遊記7つの戦い-」（23）への出演など女優としての活動の他にも、モデルやハンドメイドアクセサリーの製作にも活躍の場を広げる伶美うららが登場。
    
  特別な時間を約束する本作にどうぞ、ご注目ください。
   
  【 「LOVE LETTERS」ホームページはこちら 】
  

• 手紙で綴られる2時間のドラマがあなたを感動で包みます。

  舞台にはテーブルと二脚の椅子。並んで座った二人が、手にした台本を読み上げるだけの2時間。大掛かりな仕掛けも、目をひく照明や音響もない、このシンプルな舞台が、これほど見るものをとらえてはなさないと、誰が想像できたでしょうか。 俳優によって、観客によって、同じ作品とは思えないほど全く新しく生まれ変わる舞台。世代、年代、個性に応じて全く新しい「ラヴ・レターズ」が誕生します。俳優が身体的演技を行なわないゆえに、一層その声と姿に彼等の演技を超えた真情がほとばしるのを目の当たりにし、観客は新鮮な感動を分かち合うのです。
    
   
  

  ＜Story＞

  かけがえのないあなたへ贈る、リーディングドラマ
  男と女二人だけ
  手紙を書き手紙を読む・・・
  今夜あなたもラヴレターを書きたくなるでしょう。
   
  幼馴染のアンディーとメリッサ。自由奔放で感覚人間のメリッサ。真面目でいつも何かを書いているアンディー。思春期を迎えて彼らは一番近い異性としてお互い十分相手を意識しはじめる。しかし、ついに決定的に結ばれるチャンスを迎えた夜、二人は友達以上にはなれない自分たちを発見する。大学を出た二人はそれぞれ結婚し、まったく別の道を歩き始める。海軍を経て法曹界に入り上院議員まで登りつめるアンディー。アートの道に進んだものの行き詰まって精神的破綻をきたすメリッサ。久しぶりに再会した二人は別々に過ごした日々を取り戻すかのようだった。しかし・・・。
   
  50年にわたる手紙のやりとりで綴られていく、二人の物語をお届けします。
  

• 【演出家コメント】

  藤田俊太郎　ふじた しゅんたろう
  また愛おしいシーズンがやってきました。
  『ラヴ・レターズ～2024 Summer Special～』
  山内圭哉さんと美弥るりかさん。
飯田洋輔さんと伶美うららさん。
  2組のカップル誕生を心から嬉しく思っています。
  数々の舞台で鮮烈な印象を残し続ける山内圭哉さんがアンディー役にどんな魂を込め、美弥るりかさんが自由奔放なメリッサ役にどんな愛らしさを創り出すのか。飯田洋輔さんの魅力的な声が何色もの色彩を持ってアンディーの実直さを表現し、伶美うららさんが絵を描くアーティストであるメリッサにどのような可愛らしいリアリティを宿すのか。稽古、本番でご一緒できることを楽しみにしております。
  アメリカの20世紀を生きた男と女。2人が綴った手紙だけのやり取りで紡がれる上演。この作品は、どのカップルにも必ず奇跡のようなとても美しい瞬間が起こります。時に胸が締め付けられるような切ない気持ちになるかもしれませんが、力強く愛を持って生きた2人の姿を是非ご覧いただき、見守っていただけたら幸いです。
  一緒に奇跡を創り出す観客の皆様を、劇場でお待ちしております。
   
   
  

  【出演者コメント】

  2024年6月17日出演

  山内圭哉　やまうち たかや
  関西小劇場の、しかもふざけた方出身の私が、よもや「ラヴ・レターズ」をやることになるとは爪の先ほどにも思っていませんでした。
  青天の霹靂とはこのことであります。 コロナ禍に初めて朗読劇をやったのですが、その奥深さに「ちょっとなめてました、すんません」と思ったものでした。
  「ラヴ・レターズ」から最も遠い役者かも知れませんが、精一杯つとめさていただいて皆様のご機嫌を伺います。
   
  美弥るりか　みや るりか
  33年間大切に受け継がれてきた「ラヴ・レターズ」のバトンを私も受け取ることになりました。
  2人きりの空間の中、1度きりしかない時間にどれだけの想いをのせれるのか…初めての朗読劇に少しドキドキしています。
  山内圭哉さんと共に、私らしいメリッサに出会えるよう大切に演じます。
  ぜひ劇場でお会いしましょう！
   
   
  

  2024年6月24日出演

  飯田洋輔　いいだ ようすけ
  朗読劇の名作である「ラヴ・レターズ」に出演させていただくことになり、大変光栄に思います。
  ミュージカルをメインに活動していた私とって、今回の朗読劇は新たな挑戦です。
  日本初演以来、憧れの俳優の皆様が紡いできた、この切なくて素敵な作品の舞台に立てることに本当にワクワクしております。
  一度きりの公演。精一杯役と向き合い、自分なりのアンディーを創り上げられればと思っております。
   
  伶美うらら　れいみ うらら
  33年という歴史のある、そして沢山の方のお心に届けられてきた朗読劇「ラヴ・レターズ」に携わることが出来ます事とても嬉しく、大変光栄に思っております。大きなプレッシャーや緊張感もございます。ですが一度限りの舞台、その時間はニ度と訪れません。この時間をメリッサとして心を動かし、研ぎ澄ました感覚の中で大切に時を過ごすことができたらなと感じています。
  今回初めて共演させて頂きます、飯田洋輔さんと演出の藤田さん、このご縁に感謝の気持ちを込めて、お客様のお心に届くようにしっかりと努めたいと思っております。劇場でお待ちしております。